定年後の世界遺産の旅

如何に自由に、安く、安全に旅するか
早期退職団塊世代夫婦の世界遺産の旅の記録

シルクロード文明の十字路 ウズベキスタン サマルカンド

毎年、夏休みの時期が来ると、サマルカンドの青いタイルと、タジキスタンの古代遺跡「ペンジケント」 の暑さが思い出されます。
高校生の頃、憧れの女優「吉永小百合」が、インタービューで、今一番行ってみたい 所はとの質問に、サマルカンドと答えてから、中央アジアの 地図を調べ、憧れ、何時かは自分もと思い、実現したのは40代の後半でした。
今とは違い、格安航空券は市民権を得ておらず、現役バリバリの建設エンジニアの休みは短く、 必ず約束の日には出社しなくてはならない環境下では、このようなシルクロードの地へ の個人自由旅行は夢のまた夢でした。

ロード to サマルカンド ウズベキスタンの行き方

毎年、夏休みの時期が来ると、サマルカンドの青いタイルと、タジキスタンの古代遺跡「ペンジケント」 の暑さが思い出されます。
高校生の頃、憧れの女優「吉永小百合」が、インタービューで、今一番行ってみたい 所はとの質問に、サマルカンドと答えてから、中央アジアの 地図を調べ、憧れ、何時かは自分もと思い、実現したのは40代の後半でした。
今とは違い、格安航空券は市民権を得ておらず、現役バリバリの建設エンジニアの休みは短く、 必ず約束の日には出社しなくてはならない環境下では、このようなシルクロードの地へ の個人自由旅行は夢のまた夢でした。

ロード to サマルカンド ウズベキスタンの行き方

当時、ソビエト連邦が崩壊し、周辺の衛星属国が次々に独立した時期で、日本からウズベキスタンへのフライトはなく、 唯一韓国のアシアナ航空が、週三便首都タシケントへ飛んでいました。
このような、地域を専門に扱っていたは、当時は、シルクロード・ヒマラヤ方面の リーデイングカンパニー、専門旅行社「西遊」だけでした。金額は、九日間で30万代円後半の値段で 今では信じられないような高額の値段でしたが、その当時は、「今、いける時に行かないと。後で後悔する」と云う 強迫観念があった為、躊躇なく参加しました。
そして、月日は流れ・・・・・・・

2014年 ウズベキスタンへのお値段は?
ウズベキスタン航空が成田・首都のタシケントまで、週二便のフライトがあります。
2014年9月 燃油サーシャージ込 格安航空券 112,000円+空港税など
≪ウズベキスタンへのフライトスケジュール≫

HY528 成 田10:25⇒タシケント15:55(金)
HY528 成 田21:20⇒タシケント02:05+1(水発※翌日木曜日着)
---------------------------------------------------------------------
HY527 タシケント08:00⇒成 田19:0530  (水)
HY527 タシケント21:05⇒成 田08:55+1(木発※翌日金着)
≪ウズベキスタン個人レベルのPAC旅行の例≫
出発日 9月31日 六日間 174,000+空港税など+ビザ代金
主催旅行内容
ウズベキスタン3都市周遊、世界遺産観光+全食事付、 日本語ガイド全行程同行、 最低催行人員二名
ご夫婦お二人だけの世界遺産の旅が、あの中央アジアの文明の十字路・吉永小百合が憧れたサマルカンドが、二人で40万以下で行ける 時代になったのです。
参考主催旅行会社  ファイブ・スター・クラブ

≪ウズベキスタン観光ビザ≫
簡単に行けるようになったと云っても、やはり近隣アジアや、ヨーロッパとは違い、ビザは必要です。
詳細は在日ウズベキスタン大使館をご覧下さい。

≪ウズベキスタン 個人・自由旅行手配≫
インターネットの普及で、世界遺産の旅は劇的に変化しました。
パソコンの前に座れば、どんな僻地・秘境の地への旅でも、ご自身の責任において全て手配できます。 ウズベキスタンも例外ではなく、日本語で対応してくれる旅行代理店はWeb上に存在します。 先ずは、ここにペリカントラベル ウズベキスタン・中央アジア店(本社タシケント) 問合せする事から、ウズベキスタンの旅は始まるでしょう。

≪タシケントからサマルカンドへ≫
完全個人旅行の形態で行くのでしたら、サマルカンドだけに滞在して、じっくり・のんびりと中央アジアイスラム文化楽しむのが一番でしょう。
しかし、欧米・アジアの英語圏と違って、全くの個人手配でどうやって、最終目的地のサマルカンドへ行くか?
現地発の情報を紹介します。
http://tima1026.blog119.fc2.com/blog-entry-5.html ここに詳しく書かれております。
選択しとしては
  • タクシー  20,000sum(約1,340円) ※要交渉 乗合の一人分の値段
  • バス   7,000sum(約470円) ※要交渉 ・所要時間 5時間+1時間(乗客が揃うまでの時間)
  • 列車  個室(但し2人相席)…25,000sum(約1,670円)  所要時間は約3時間半
上記情報は2009年のものです。
2014 為替相場1,000UZS≒46円から判断すると、現地料金は2倍に上がっていると思われます。
どうやら、列車が確実・安全で一番良さそうです。
参考サイト ウズベキスタン国内の電車のタイムテーブルと値段<

ウズベキスタンの遺跡とイスラム文化

ウズベキスタンは 紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアという大国の支配下に置かれたのを初めとして、世界の東西 を結ぶシルクロードのオアシス都市として、世に知られてきました。
国境を接するタジキスタンの古代遺跡には、このような彩色を施した壁画が残されており、過去の栄華が偲ばれます。
7世紀に唐の僧侶・玄奘(げんじょう。俗に言う三蔵法師)がサマルカンドを通過してインドに向かった後、アラブ軍がやってきて、 この地域はイスラムの支配下に入ります。
13世紀にはモンゴル帝国に征服され、 14世紀には、ウズベキスタンの歴史には欠かせないティムール帝国が建国されます。
首都のタシケントは、ロシア時代の建物が多いのですが、サマルカンド・ブハラ・ウルゲンチ(ヒヴァ)は、チムール 以後の美しい、青タイルのモスクが現存して、今でも信仰の場所となっています。

ウズベキスタンの人々

ウズベキスタンの観光環境は、これからです。
アジアの大都市や、欧米への団体パック旅行の感覚で行くと、苦労します。地方都市のホテルは まだロシア時代のものが多く、お湯がたっぷり使えたら、大ラッキーと思ったほうが良いでしょう。
殆どのホテルは、各部屋に備え付けの電気湯沸かし器なで、一度使うと、熱くなるまでかなりの時間待たなくてはなりません。

言葉はロシア語がメインでしたが、私達観光客が行くような場所は、英語がかなり通じるように、なりつつ あります。ガイド付きの旅でしたら、そんなに困りませんが、完全・個人・自由旅行の場合、言葉の問題が 一番ネックになるでしょう。
トルコ語がかなり通用します。
隣国のトルクメニスタンの国名の由来が「トルコの」と言う意味がすから、トルコイスラム系住民が多い為、

トルクメニスタン系の ウズベキスタンの人々はある程度のトルコ語が話せます。 しかし、そんな苦労する観光環境であっても、それ以上に嬉しいのは、ウズベクの人々の笑顔です。
まだ外国人観光客が珍しく、昔、砂漠を旅しオアシスに辿り着いた旅人をもてなした、心情は今も残っています。

ウズベキスタンの食事

イスラムの国ですから、基本的な食事は肉類は羊の肉が中心です。 独特の匂いを消す為にも、多くの香辛料が使われています。他に長い間ロシアの支配下に あったので、ロシア料理の影響も色濃く残っています。
しかし、ウズベキスタンはれっきとしたアジアの国です。
数千年の昔から東西の文化の交流があり、小麦粉の文化の中継地点だったので、現在の東洋の 麺類・餃子、西洋のパスタのオリジナル・原型に近い料理が日常の食事として残っています。
夏は暑く、冬は寒い土地柄の為、香辛料が多く油っ濃いのが特徴です。

ウズベキスタンの治安事情

近隣中央アジアの国々、キリギス・カザフタンでは、イスラム過激派の活動で、地域的にテロがあるようですが、 ウズベキスタンは現在かなり政治的には安定しています。
しかし、ロシア崩壊以後の自由化でドルを手にする事が出来る観光従事者や、貿易業者の増大で貧富の差が拡大し、 大都市タシケントや、観光地では、裕福な外国人観光客をターゲットとした、かっぱらい・詐欺が急増しています。
≪私が経験した詐欺の例≫
落し物?詐欺(1)
タシケントのホテルで朝、早く起き近所に散歩に出かけました。ホテルの前の広場を歩いていると、男が地面を見ています。
男は私に気が付くと、ニコッと笑って地面を指さす先に、ドル紙幣が落ちているではありませんか?
画像は現地通貨スム
2010年8月相場10000(UZS)= 6.2383 米ドル (USD)
1 米ドル (USD) = 1603.01 ウズベキスタンスム (UZS)
私は、ラッキーだねと声をかけると、その男は何ドルか解らないその紙幣を手に取ると、一緒に見つけて拾ったのだから、 半分やると、どうやら英語で云っているようです。あまりにもブロークンな英語でしたが、多分そう云っているのでしょう。
私は、「いらない」君がとっておけと言うと、どうしても渡そうとするのです。
これは、おかしいと感じその場を離れようとした時に、別の男が現れました。その男は恰幅が良く、かなり達者な英語で、ドルを落とした 見かけなかったかと、私に聞くのです。
その男が拾ったようだと話すと、その男の財布を開けさせてドルを手にするのですが、私が落としたのは500ドルだと言い張り、私に 財布を見せろと言い出しました。
この手の詐欺の話は、ニューヨークで御上りさん相手に流行した手口で、私は一度聞いたことがありました。
絶対にこの場合、自分の財布を出して無罪を主張してはいけません。お札には名前が書いてないからです。出す出さないの押し問答をしていると、 制服姿の男が現れポリスと一言云いました。この男もグルです。
ホテルまでは50m位、ここは大声を出して逃げるが勝ちと、日本語が「うるせい、そんなものに引っかかるか」と叫び、速足でホテルに 歩き出しました、暫く男たちは、大声で話しかけてきましたが、ホテルが見える所までくると、諦めていなくなりました。

落し物?詐欺(2)
この詐欺は文字通りの「落し物」で被害者は私ではなく、その場に居合わせて一部始終見てました。
タシケントの市場へ同行の旅行者と一緒に買い物に行った時、ある男が近づいて来て、これも英語で 「この日本製の薬瓶を買ったのだが、使い方が解らないので訳してくれないか」と言ってきました。
親切な英語が達者な同行者が箱入りの瓶を手に取ってみると日本語ではなく、中国語なのです。
手に取りながら、その旨を伝えていたその時、突然箱の底が抜けて瓶は落下し、地面は液体とガラス瓶の破片が散乱しました。
男は驚き、「何てことをしてくれた、この薬は300ドルもしたのだ」と叫びだしました。
私はここで、詐欺と確信したのですが・・・・、周りに市場の人々が何があったのかと集まりだしました。、 PAC旅行でしたので、「現地のガイドを連れてくるからここを動くな」、と同行者に伝え市場内にいるであろう、ガイドを探しに行きました。
結局、男とガイドの話し合いでその同行者は、30ドル払うハメになりました。

≪結論 外国で相手から話しかけてくるのは99%詐欺・泥棒の類≫
これは、別にウズベキスタンに限った話ではありません。
外国を旅していて、現地と人と触れ合いとか、仲よくなりたい、と若い旅行者や、英語を習うオバサン達は云いますが、団体PAC旅行でそんな 夢のような事は絶対に起こりません。
こちらから話しかけた場合は別ですが、知らない土地で英語・日本語で話しかけて来た相手は、詐欺・泥棒・物売り・何らかしら利益を目的と した相手です。
個人自由旅行で、現地語が堪能な場合は、少し事情が異なりますが・・・・

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