定年後の世界遺産の旅

子供の頃の見た少年マガジンの不思議な世界
時間とお金に余裕がある退職直後だったら、必ず行けます。

世界遺産イースター島(ラパヌイ国立公園)・タヒチ

タヒチへの行き方
1995年に世界遺産イースター島に行く為に、タヒチを訪れました。当時は週に二便エールフランスが飛んでいました、が現在は エア・タヒチ・ヌイが成田から週2便、関空から週1便飛んでいます。
かなり昔の話になりますが、1975年南米から日本に戻る際、エールフランスの 「ペルー・リマ発、タヒチ・サイパン・東京経由南廻りパリ行き」 と言う当時の世界最長航空路線に乗った事があります。
リマからかなりの乗客がいたのですが、タヒチ・パペーテから、当時の羽田間は乗客が全員で7人しかおらず当時、 タヒチはまだまだ日本人には縁遠い、夢の南の楽園の島だったのです。

タヒチ本島はご覧のように、二つの島が繋がり、真ん中でくびれた形をしています。
この島、何処かで見た記憶がありませんか?、そう、あのNHKのひよっこり・ひょうたん島そのもの なのです。この本島を中心に、人気のモーレア・ボラボラがあります。
言葉はフランス語、世界超一級のリゾート地でホテルは高く、日本からのフライトも一社だけ故に高く、 なかなか気軽に行ける所ではないのは確かです。
今では、どうなっているか解りませんが私たちが旅行した1995年当時タヒチは、ハワイのような俗化 を恐れて、日本人観光客は年間2000人と枠が決まっていました。下のホテルのプールが、今までの 旅の中で一番のお気に入りのプールです。

 
まるで水平線の彼方まで泳げるような錯覚を起こすような設計でした 映画の南太平洋その物の世界を感じる場所がタヒチなのです。 フランス語圏らしくパレオもセンスが良く素敵でした。
モーレア島
はタヒチ島の直ぐ前にあるので、泊まったホテルのお部屋から良く見えました。
ゴーギャンが「銃口のある峰」と表現した、南太平洋独特の凹凸のある島が、夕陽に染まる姿は絶景です。
泊まったホテル、「タヒチ・ビーチコンバー」はお奨めです。
タヒチ・イースター島のホテル情報で、ひと時お楽しみ下さい。

ボラボラ島
日本人新婚旅行客が多い、タヒチにあって圧倒的人気なのが、このボラボラです。
タヒチから飛行機で一時間弱のこの小さな島の美しさは、色々と語られていますが、 全て本当です。日本人の行く観光名所の評判を 聞く時には、話1/3で聞く事にしているのですが、ボラボラは本当にあの 「モスラの生まれた島」そのものです。

カリブ海も確かに美しいけれど、ボラボラの海は透き通ったエメラルドグリーン です。
こんなに素晴らしい所なのですが、日本人新婚カップルが多すぎます。何とかならないでしょうか?
あの、見るからに
・「タヒチに来たんだぞ的」
・「新婚旅行的服装」
・「雰囲気」
・「新郎の自信のなさ気」
・「何がなんでも水上バンガロー」
は。
あんな高い料金で泊まれるか!は貧乏旅行者のひがみか。



世界遺産イースター島への行き方・フライトスケジュール2011

 成田(NRT)発 月・金 (16:25) エア・ヌイ→ パペーテ(PPT)着 月・金(07:30)
 パペーテ(PPT)発 月のみ (22:55) ランチレ →イースター島(IPC)着 火(08:10)
 イースター島(IPC)発 月のみ(19:55)→パペーテ(PPT)着(21:45) 月
 パペーテ(PPT)発 日・金(07:00)→成田着(13:55)※ 

昔に比べて、フライト本数の減少で、かなりイースター島は行きにくい場所になりました。
一番大きな問題は、タヒチ・イースター島間のフライトが週1便の為、最低でも6泊しなくてはならない事です。イースター島は 3泊4日程度がベストです。
高い、タヒチの滞在費を考えると、日本から最短距離の太平洋路線利用は、節約旅行者にとっては、現実的ではないようです。
かなり遠回りにはなりますが、南米チリ・サンティアゴ経由のほうが、経済的には現実なルートとなるでしょう。
 サンティアゴ(SCL)発 日・月・水 (07:35) ランチレ →イースター島(IPC)着 (11:00)
 イースター島(IPC)発 日・月・火・水(13:00)→サンティアゴ(SCL)着(19:45) 

詳しくは 「ラン・チレ」チリ国際航空を参照して下さい。
30年以上前、南米をウロウロしていた頃、世界遺産イースター島へ行くのは「変人」扱いでした。 飛行機は飛んでいても小型機のみ、客を乗せる定期航路もなかったのですから。 それが、こんなに人気になり、気軽に世界の大遺産に行けるようになったのは ひとえに、アメリカ合衆国様様なのです。小さな飛行場しかなかった、南太平洋の孤島に、ジャンボ機が 着陸出来る滑走路を造ってくれたのですから。 実は、これは何も「モアイ観光」の為などはなく、スペースシャトルの緊急着陸用に造ったのです。 お蔭様で、私たちのような貧乏旅行者でも、この南太平洋の絶海の孤島に行けるようになりました。


渋谷駅前のモアイ像しか知らないで行くと、本物のモアイ像の大きさにびっくり、圧倒されます。 こんなに大きく、重いものをどうやって立てたのか、何故海に背を向けているのか?不思議です。 画像に写っているクレーンは日本の重機メーカー「タダノ」がボランティアで修復をしているところでした。

「少年マガジン」・「少年サンデー」世代の私たちには、 「ナスカの地上絵」・「マチュピチュ空中都市」と 並んで、このモアイ像は古代文明に夢を書き立てるのに十分でした。いつかは、この眼で見てみようと子供心 に思っていたのです。 モアイしか知らなかったこの島で、その夢・妄想を書き立てるものを目にしました。

 
思いもしなかった、あの「インカの石組み」が、この絶海の孤島にあったのです。
多少はあのクスコの石組みよりは隙間があります、どちらかと云えば、ラパスのティワナコの石組みに近いものを 感じました。そして、インカで良く見られる動物の彫り物もあるのです。古代文明空想大好き人間には絶好の場所です。



世界遺産イースター島は本当に小さな島です。
当然ながら公共交通手段はなく、泊まるホテル (といっても大都市のホテルのようなものはなく、民宿の小奇麗な程度)が 手配してくれる観光は、島の住民の車か馬、この頃はレンタカーも出来たようですが。
私たちが行った時は、ガイドは元チリ航空のスチュワーデスをしていたと云うオバサン、車の運転は近所の友達でした。まだ 日本人観光客が少ない頃で、スペイン語をかなり流暢に話す私は、島では珍しがられ「島に住んで 観光業でもやったら」とかなりの人から云われました。現在では住んでいる日本人は何名かいるようです。 南太平洋の島といっても、此処は南極からの海流が近いので、そんなに暑くはありません。却って寒いかも知れません。 おかげで、島の海岸では「ウニ」は取れるし、沖合いは「マグロ」 の漁場で、私たちが泊まったホテルでも夕食に刺身を注文すると、ぶつ切りのマグロの大盛りが醤油とワサビ付きで出て きました。

他に、意外な物が名物なのです。
南国のフルーツ「グゥアバ」です。島中何処へ行っても「グゥアバ」の木があり 私たちが行ったのは5月でしたが、何処でも食べ放題なのです。 「この木は持ち主がいないの」 「持ち主はいるかもしれないけど、島民は誰でも取って食べていいの」
左の画像がその時の写真で、見える範囲全て「グゥアバ畑」で、彼女が運転手さん こうやって、栽培されているグゥアバの他に、野生種もあり、埋もれているモアイ像の廻りに沢山自生していました。
島には舗装道路と呼べるのは、200mほどのメインストリートだけで、後はご覧のような牧歌的島の風景です。「マグロ」 「ウニ」「グゥアバ」食べ放題と云われても、流石に古代ミステリー文明好きの私でもなかなか住むには難しい所でした。

個人自由旅行者の為の特選世界遺産イースター島情報リンク
世界遺産イースター島ドタバタ生活 イースター島に住み、ガイドをしている日本人ご夫婦のサイト、最強のイースター島情報源
イースター島観光協会 web管理者が不明であるが、現地の宿情報などが満載


イースター島 30万分台パッケージ旅行情報リンク
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