定年後の世界遺産の旅

如何に自由に、安く、安全に旅するか
早期退職団塊世代夫婦の世界遺産の旅の記録

定年後は、いつか行きたい世界遺産・NHK人気のベスト30・新世界七不思議、全て行こう

世界遺産の旅に出よう、出来ればロングステイ・ミドルステイ
TVで映し出される感動の地球大自然の風景・古しえの古代遺跡を見た時、誰しもが一度、自分自身でその場に行って見たいと思うはずです。 思っても、実際にその地を訪れる事が出来る人はほんの数パーセント、時間がない、お金がない、行き方が解らないで、何時しか年月が 流れて行ってしまいます。団塊世代の皆さん、今がチャンスです。未だ若く、体力・気力・好奇心が残っており、 若い世代よりもほんの少し経済的に恵まれている退職直後、長年の夢だった世界遺産の旅へ、それも個人自由旅行で出かけましょう。
このサイトは、そんな皆様を応援し、いくらかでも参考になればと、同じ団塊世代夫婦が発信しているコンテンツです。    ページ内インデックス

  50代ご夫婦の南米個人自由旅行3週間 イグアス・ウユニ・マチュピチ 
ロンリープラネット読者が選んだランキング 
南米一周165日 多国籍ツァー トラックバスの旅
いつか行きたい世界遺産ランキング
【新世界七不思議】の旅の値段のシュミレーション
NHK 世界遺産の旅 【探検ロマン世界遺産 絶景!これが見たい ベスト30】
リタイヤ後の世界遺産の旅 個人・自由旅行のお勧め

いつか行きたい世界遺産ランキング

2009・11・14 朝日新聞に 【いつか行きたい世界遺産】の記事が掲載された。
以下はその記事の参照です。

地球上に900ケ所近くもある世界遺産。行って見たいけど、数が多すぎてどこから廻ればよいのか、迷います。 世界中で、唯一無二の景観に出会えるお勧めの場所を、実際に数多くの世界遺産を訪問した専門家たちに選んでもらいました。
 1位 アンコールワット 2位 マチュピチュ
 3位 グランドキャニオン 4位 屋久島
 5位 カナイマ国立公園 6位 ティカール国立公園
 7位 ペトラ(ヨルダン) 8位 ラパヌイ国立公園
 9位 ビクトリアの滝 10位 キナバル自然公園

このページ後半に掲載している、NHK 世界遺産の旅 【探検ロマン世界遺産 絶景!これが見たい ベスト30】 や、世界中のインターネット投票による、【新世界七不思議】は、一般視聴者や普通の人々の投票で選ばれていますが、 この記事のランキングは、専門家、いわゆる世界遺産の旅マニアが選んでいます。
276ケ所クリアした、フリーアナウンサー「Kさん」、webオールアバウト世界遺産ガイド講座講師「H氏」、そして旅行社勤務・「世界遺産スペシャリスト認定」 の「K氏」の三氏です。

この朝日新聞の人選と内容を見て、ニヤリと笑いそして納得しました。
旅行社勤務・「世界遺産スペシャリスト認定」の「F氏」は、当サイト北朝鮮とアリラン祭りに登場する、 私と一緒に北朝鮮に渡った、友人なのです。

これまで、世界遺産のランキングに不満を持っていました。
世界遺産自体がヨーロッパのキリスト教文化に偏り過ぎているのと、旅行会社の戦略が見え隠れするような、所謂イージーな 場所・地域が多すぎていると感じていました。
今回のランキングもそうですが・・・・・、世界遺産と聞くと、とんでもない秘境と勘違いする方が多いのですが、ほとんどの世界遺産は 誰でもが、簡単に行ける大観光地で、秘境でも何でもありません。
今回のランキングには登場しません、 【エジプトのピラミッド】 は、ご覧のように、ビルの谷間からでも見える場所にある事を 世界遺産を目指す人は、ご存知なのでしょうか?
私ども夫婦が旅した頃のマチュピチュアンコールワットは、宿の確保も大変な場所でしたが、今や近辺は赤い灯青い灯のネオンサインが 燈る店まである始末です。

今回のランキングの基準点は
【誰でもが人生観を変えられそうな、心を動かされる世界遺産】ですから、ある程度 納得です。
これらの世界遺産ランキングのなかで、唯一行ってないのが、9位のビクトリアの滝です。ヨハネスブルグの 治安の悪さを敬遠して行きそびれていました。
パック旅行なら安全に行けるのは承知ですが、リタイヤした後の年金もまだろくに貰えない身では、パック旅行は高すぎますし、あの慌しさ と、同行者の自慢話が嫌で、どうしても個人旅行になります。
「K氏」の推薦もあるので、行く決心をしましたが、来年はワールドカップの開催年、行くのは2011年になるでしょう。
私としては、滝ならイグアスの滝を推薦します。
来年2010年、予算一人20万円以内の貧乏リタイヤ族の旅スタイルで、再びイグアスの滝を目指します。
2010年4月イグアスの旅の詳細へ

2007・7・9発表 【新世界七不思議】の旅の値段のシュミレーション

いろいろ、意見はあるでしょうが・・・・・と云うコメントと共に古代の七不思議になぞらえ、各国の遺跡や記念物から 七ヶ所を選ぶ【新世界七不思議】の結果が新聞に 掲載された。
確かに、どうしてと云う首を傾げるものも選ばれているが、一つを除いて、訪れた事がある点に自己満足して、 私たちの旅の思い出を掲載すると共に、では実際にこれらの新世界七不思議を自分の目で見て確認する為には、 最低いくらお金がかかるか、シュミレーションしてみました。
条件はとして
・出発時期は、いくらかチケット値段の下がる9月最終週、場所は成田
・都市の遺跡のリオ・ローマは航空券+ホテル二泊分で計算
・カンクンから近い、チチェンイツアは航空券+ホテル二泊分+100ドル
・その他は、二人催行・現地係員の一名分のお値段
・この料金には、燃料加算・空港税が入っていません。
・最終的には、国内交通費を含めて+35,000必要でしょう。

21世紀、交通手段の発達・情報のグローバル化で狭くなった地球、リタイヤして金は無くても、余裕ある時間と 体力・好奇心がある今、何とか私たちの住む世界に残された この【新世界七不思議】を見てみたいと云う、方向けの 個人手配・弾丸ツァーの参考値段です。
勿論、お金と時間に余裕のある方は、豪華PACツァーは沢山ありますので、そちらを選んで下さい。

これらの国・場所へのお値段が高く感じるか、こんなに安いのと感じるかは、夫々ですので、算出根拠として、情報源を表示しています。参考にして下さい。
中国・万里の長城 旅費=49,800円+35,000円  HIS北京4日間ツアー

私達の旅の思い出
1987年8月 全日空の北京就航記念便で北京を訪れました。
中国の経済改革・開放以前の時代で、観光客も今のように多くなく、何処へ行っても 外国人観光客優先の時代でした。 語り草になっている、伝説の万里の長城の公衆トイレは健在で、確かに凄まじかったです。
北京から日本語・英語ツァーが沢山出ているので、飛行機代+一泊でも可能な、日本から最も近い世界七不思議です。

メキシコ・チチェンイツア
82,000+35,000円+ ホテル2泊料金 +現地ツァー 完全個人自由旅行
1984年12月 結婚後初めてカミサンと二人で行った海外がメキシコでした。
私たちの旅の原点です。チチェンイツアは二回目のメキシコの夏でした。ともかく暑つかったのが印象に残って います。そして、カンクンの海の青さと透明度。
世界の大リゾート地カンクン市内からピン・キリのツァーが有りますので、2泊すれば可能です。
リゾートライフではなく、チチェンイツアに的を絞り、個人レベルで安いホテルに泊まればもっと節約できます。

ヨルダン・ペトラ遺跡 194,000+35,000円 ヨルダン8日間ツァー
 主催旅行  ファイブスタークラブ

1996年12月、今は懐かしいパキスタン航空南廻りで、シリア・ヨルダン・レバノンと廻りました。
ロケ地となった、インディジョーズの映画が放映された、狭い谷を抜けた後に後忽然と現われる、バラ色の 宮殿は鳥肌が立ちます。
ヨルダンはイスラム圏で、最も欧米化が進んでいますので、個人レベルで航空券のみで行っても、ペトラへ行く ツァーは首都アンマンより沢山でているので、可能です。が最低限の英語力が必要。

ペルー・マチュピチュ 235,000+35,000円 6日間ツァー
 主催旅行 エスティワールド
1989年12月 クスコの高度に慣れず、頭痛を抱えていたのですが、マチュピチェへ降りると頭痛は無くなりました。 天空の遺跡と云うイメージで知られているのですが、実はクスコより標高はかなり低いのです。 此処で、何かの虫にさされ腕がはれ上がり、日本から持参した塗り薬は訳にたたず、飛び込んだチチカカ湖畔の薬局で 貰った薬がてき面に効いた事が思い出です。
個人旅行では、クスコから沢山英語ツァーが出ています。全くの個人レベルで動くには、最低限のスペイン語が必須です。

インド・タージマハル  81,500+35,000円 インド5日間ツァー
主催旅行 アショカツァー
1985年12月、冬の北インドの寒さに思い知らされました。
インドと云うと年がら年中暑いイメージがあるのですが、冬の北インドは、凍える ほど寒い日もあります。 初めてのインド、とにかく、物乞い・土産物屋商人・リキシャドライバーの したたかさに初めて触れた旅でした。その後何度もインド文化圏を訪れるように なりました。
インドは到着から出発まで日本語ガイドがスルーで付いて、ホテル・食事込みといった二人催行ツァーが一般的 ですので、思ったより簡単に行ける国です。

ブラジル・リオのキリスト像 117,800+35,000円 リオ0泊  完全個人自由旅行
1967年6月、 初めて行ったのが南米を放浪し始めた頃、最初に船を下りたのがリオデジャネイロでした。
その後、アンデス・パタゴニア・イグアス・ブエノスロングステイなどの帰りにいつも、リオに寄ってきています。 このコルコバードの丘は霧がかかる事で有名で、このようにはっきりとキリスト像が見られる確率は50%です。
弾丸ツァーの覚悟であれば、日本からフライトは日中に着くので、同日の夜便で帰国出来ます。

イタリア・コロッセオ 59,800+35,000円+ ホテル料金 ローマ1泊完全個人自由旅行

未訪問
ヨーロッパ文化・キリスト教文化に全く興味のない私たちは、行った事がありません。 何時か、ユーロが安くなり、原油高が収まり、昔のように冬のヨーロッパ便が5万円以下になった頃に、 一度は行ってみるかも知れません。
ローマ市内ですから、簡単に個人フリーで行ける場所です。

NHK 世界遺産の旅 【探検ロマン世界遺産 絶景!これが見たい ベスト30】


マチュピチ
ペルー
1989

アンコールワット
カンボジア
1992

モンサンミッシェル
フランス
未訪問

グランドキャニオン
アメリカ
1998

イグアス
アルゼンチン
1991

ナスカ
ペルー
1989

九塞溝
中国
未訪問

タージマハル
インド
1985

ピラミッド
エジブト
1993

ベネチア
イタリア
未訪問
資料画像はNHKサイトを参照しています。
ベスト11~30位はNHKのサイトをご覧下さい。


上記は2006年7月にNHK世界遺産の番組で放映された、一般的な回答です。
私たちのような、世界遺産マニアのベスト10とはちょっと違っていますが、傾向は読み取れます。
2位のモンサンミッシェルは意外でしたし、10位のベネチアもキリスト教文化に全く興味のない私たちには、 よほどお金と暇がない限りは、行かないと思います。
4位の九塞溝もちょっと首を傾げます。中国はあの古都唐の都「西安」の町にネオンサインが灯るのを 見てから一度も再訪していません。4億総金亡者状態の中国には興味ありません。が、よほど行くところが なくなったら、如何に安く九塞溝に行くか、計画して見るつもりです。

タ2013「ロンリープラネット」の読者が選んだトップ10

ロンリープラネット社が世界の3000人以上の読者(主として欧米と推測される)に 実際に旅行して最も楽しかった国を16種類の判断基準で尋ねた結果の一部を抜粋しました。
参照データー元【デーリー・ニュース・エージェンシー】

最も行きたい国 総合ランキング・トップ10
順位 サイト内ページ
1 ブータン(Bhutan) butan.html
2 タイ(Thailand) bkk.html
3 オーストラリア(Australia) aus.html
4 ニュージーランド(New Zealand) 訪問済・ページ無
5 日本(Japan) japan.html
6 インド(India) indo.html
7 アイスランド(Iceland) 未訪問・ページ無
8 カンボジア(Cambodia) cambosia.html
9 コスタリカ(Costa Rica) costa.html
10 アルゼンチン(Argentina) argentina.html


冒険旅行(Adventure)として行きたい国
 トップ10
順位 サイト内ページ
1 ニュージーランド(New Zealand) 訪問済・ページ無
2 コスタリカ(Costa Rica) costa.html
3 ネパール(Nepal) nepal.html
4 ペルー(Peru) 訪問済・ページ無
5 オーストラリア(Australia) aus.html
6 アイスランド(Iceland) 未訪問・ページ無
7 ブータン(Bhutan) butan.html
8 ボリビア(Bolivia) 訪問済・ページ無
9 インド(India) indo.html
10 ウガンダ(Uganda) 未訪問・ページ無


遺跡観光旅行(Cultural sights)として行きたい国 トップ10
順位 サイト内ページ
1 コロンビア(Cambodia) 訪問済・ページ無
2 ブータン(Bhutan) butan.html
3 イタリア(Italy) 訪問済・ページ無
4 インド(India) indo.html
5 エジプト(Egypt) 訪問済・ページ無
6 イラン(Iran)) me-asia.html
7 ミャンマー(Burma) myanma.html
8 中国(China) 訪問済・ページ無
9 日本(Japan) ishi.html
10 ウズベキスタン(Uzbekistan) uzu.html


自然を堪能する旅行(Nature)として行きたい国 トップ10
順位 サイト内ページ
1 コスタリカ(Costa Rica) costa.html
2 アイスランド(Iceland) 未訪問・ページ無
3 ニュージーランド(New Zealand) 訪問済・ページ無
4 ブータン(Bhutan) butan.html
5 オーストラリア(Australia) aus.html
6 ナミビア(Namibia) 未訪問・ページ無
7 エクアドル(Ecuador) 訪問済・ページ無
8 ブラジル(Brazil) 訪問済・ページ無
9 カナダ(Canada) 訪問済・ページ無
10 ケニア(Kenya) 訪問済・ページ無

その他のランキング基準として
・グルメ旅行(Food)
・金額に見合う価値で選ぶ旅行(Value for money)
・旅行の思い出が多い旅行(Travel memories)
・安全な旅行(Safety)
・旅仲間との出会いが多い旅行(Meeting other travellers)
・地元の人との出会いが多い旅行(Meeting locals)
・リラックス旅行(Relaxing)
・エンターテイメントを楽しむ旅行(Entertainment)
・ショッピングが楽しい旅行(Shopping)
・交通手段が整っている旅行(Transportation)
・あまり知られていない地域の旅行(Off the beaten path)
・宿泊施設が充実している旅行(Accommodation)
などの目的別ランキングがあります。
詳しく知りたい方はデーター参照元DNA をご覧ください。

※【訪問済・ページ無】は、行った時期が極端に昔だったり、団体PAC旅行など、情報提供ページとして相応しいデーターが確保できない 或いは、多くの方が書いている国・場所は、ページを造っていません。
※【未訪問】は文字通り、行った事がありません。
アイスランドは行きたいのですが、航空券・国内滞在費の高さに二の足を踏んでいます。
ウガンダ・ナミビアは興味なし。

南米一周165日 多国籍ツァー トラックバスの旅 by NHK BS3

2010年8月16日から20日まで、NHKハイビジョンで5夜連続で、 南米一周165日 多国籍ツァー トラックバスの旅 が放映されました。

南米と云えば、私たちのフィールド。
これは、見なくてはと普段あまりTVを見ない私たちは、5夜連続でこの 「南米一周165日 多国籍ツァー トラックバスの旅」を興味深く見ました。

番組は、世界各地でアドベンチャートリップ・トレッキングを主催する Kumukaと云う会社が募集・催行する多国籍ツァー 密着ドキュメンタリーでした。
エクアドルのキトを出発点として、南米8ケ国を世界各国から集まった旅人と 軍用トラックを改造したバスに乗り、キャンプ場で自炊しながら一緒に廻る と云う、日本の旅行会社にないような企画ツァーです。

トラックバスに書かれた大きなKumuka.comと云う名前が 気になり、早速調べてみました。
Kumukaは英語圏の国々に独立した会社を置く、多国籍のアドベンチャーツァー主催 会社のようで、サイトURLからすると、オーストラリアとイギリスがメイン会社のようです。 http://www.kumuka.com/
165日間で廻った国・主なる場所(番組で放送された範囲内)は上記の通りです。
気になるお値段ですが・・・・1か所にかなりゆったりと滞在(最低3日から1週間)し、インカ道・ パタゴニア氷河・ギアナ高地ロマイラトレッキング・アマゾンクルーズ・リオカーニバル等が 含まれて、およそ140万円!!
果たして、安いのか高いのか!

私の英語の先生、6年間通っている「神奈川県国際交流協会」の英語教師ジョエルにこの話をすると、 躊躇なく高いと云いました。彼は日本で英語教師をするよりは、アジアの都市でゲストハウスの オーナーになりたがっている男で、私と同じ旅のスタイルの元バックパッカーです。

  ・移動は全て、トラックバスによる陸路
  ・朝・夕食は材料費などは会社負担であるが、作るのは自分自身
  ・宿泊は、原則キャンプ或いは郊外のロッジ
  ・大きなトレッキング以外は、オプション料金

確かにその通りで、私もそう感じました。参加者は延べ42人、キトから出発して各大都市で乗り降りは 自由で決して、番組の看板のようにキト・カラカス間165日を通しで乗る必要はないのです。
番組では、この日程をフル・通しで踏破したのは、ただ一人、日本から参加した30才の女性 「のりこ」だけでした。
参加者たちが異口同音に答えるのは、費用の安さだけで、このツァーを選んでいるのではなく、 一般のツァーでは駆け足の観光であるのに、このツァーは、時間を掛けてじっくり滞在する、それ以上に 大切なのは、この旅を通して生活・感動を共にする、色々な世代・国の人々と知り合い、理解出来る事である。 と云っています。
165日、朝から晩までトラックバスの中、キャンプ場のテントの中、食事造り当番に至るまで、共通言語は英語 です。「のりこ」は元ただのOLと紹介されていましたが、ちょっと不可解、彼女 の話す英語は、fluencyを超えたネイティブの近いものでした。
私たち夫婦も度々このような、現地発の短期の多国籍トレッキングツァーに参加しました。 集合時の自己紹介に 始まり、四六時中会話は全て英語です。旅をするのには不自由しない程度の英語力の私でも、一般的な 食卓英会話となると、かなりプレッシャーを感じますし、ましてや日本語以外は全く話せないカミサンと一緒 ですから、3泊4日が限度です。
確かに、色々な国と人々と知り合いになる絶好の機会ですが・・・・
しかし旅の目的はこのKumukaのキャッチフレーズ にあるVenture a little further(もうすこし先への冒険の旅)ですから、 少なくてもスペイン語圏の南米は、カミサンと二人だけで、もう少し良い宿に泊まり、同じように ゆっくりと滞在するスタイルをとるでしょう。

今回の南米一周165日 多国籍ツァー トラックバスの旅 by NHK BS3 の値段
Start Goal Day 廻る国 費用($)
Quito Rio de Janeiro 114 エクアドル・ペルー・ボリビア・チリ・
アルゼンチン・ウルグアイ・ブラジル
9,645
Rio de Janeiro Caracas 49 ブラジル・ベネズェラ(アマゾン・ギアナ高地) 6,000
総合計 163   15,645
※費用に含まれないもの
  ・日本から南米への往復航空運賃(OPEN 1year≒200,000円)
  ・昼食代
  ・リオで次のバス乗り換えまでの二日間のホテル代
  ・ツァーに含まれない滞在地発の1dayエクスカーション
  ・チップその他

参考 Kumukaの各都市間ツァーの値段
Start Goal Day 主な観光地 費用($)
キト ラパス 42 エクアドル(アマゾン源流)・ペルー(マチュピチトレッキング) 3,650
ラパス サンチィアゴ 21 ボリビア(ボトシ・ウユニ)・アルゼンチン(フフイ・メンドサ) 1,675
サンチィアゴ ブエノスアイレス 30 チリ・アルゼンチン(パタゴニア・ウシュアイア・バルデス半島) 2,850
ブエノスアイレス リオデジャネイロ 21 ウルグアイ・ブラジル(イグアス・ボニート・パンタナール) 1,715
リオデジャネイロ カラカス 49 ブラジル・ベネズェラ(アマゾン・ギアナ高地) 6,000
総合計 163   15,890

蛇足 日本からの南米一周ツァー
2010・8月現在、日本発のこのような南米フルコースのツァーは、存在しません。
一般的な日本の旅行会社の企画・主催ツァーは、南米一周と云っても、「アンデス地域」「パタゴニア+イグアス」「アマゾン+ギアナ高地」と3つに 分けています。各々のツァーは最長でも16~20日間、費用は70万~120万程度が一般的です。
ゆったり滞在と謳っていても、イグアス二泊・パタゴニア三泊・ギアナ高地二泊程度です。じっくりと自分のペースで世界の大自然や文化を感じ取るには やはり個人自由旅行での旅、それには資金力・語学力・体力そして、何よりも旺盛なる好奇心が必要でしょう。

サイト内リンク
一生に一度は見てみたい、世界最大の滝 南米イグアスの滝 感動ビデオ
パタゴニア・イグアス・アルゼンチン情報
ギアナ高地情報

日本語で予約出来る 現地発 南米秘境アドベンチャーツァー
キト発 アマゾン源流を訪ねるツァー
クスコ発 マチュピチまでインカ道を辿るトレッキング
ラパス発 ウユニ塩湖ツァー
ウシュアイア発 マゼラン海峡・ビーグル水道クルージング
マナオス発 アマゾンツァー
カラカス発 ギアナ高地12日間

上記はいずれも日本の旅行代理店或いは現地の日系旅行社のサイトです、故にかなり高いです。私たちのような 元バックパッカーから見ると倍以上の値段です。ですから、日程・距離感の参考程度に留めて、先ずは、英語で検索して下さい。するとかなり安い ツァーが探せます、次に現地の言葉スペイン語で検索するともっと安くなります。最終的には最も近い町・村に行き、 最終催行を請け負っている旅行社と英語で交渉するのが、最も安く確実な方法です。
その為には、余裕のある時間と語学力が必要です。ない方はその分お金で解決するのが一番でしょう。
このように、各々単独に値段を見ていくと、Kumukaのようなツァーは決して高いくなく、却って安いのかもしれません。
それにしても、165日は長い、このツァーに乗った欧米の旅行者のほとんどは、会社の休暇を利用してきていました。1年に4週の休暇を2年分 貯めてきたとか、或いは私と同じ時間は十分にあるリタイヤ組、最年長は73才の男性でした。
日本からは、会社を辞めて唯一参加の「のりこ」の旅の最終日の言葉が、この旅をつぶさに物語っているでしょう。
仲間と一緒に過ごして来た旅の日々が、今日で終わってしまうのはとても寂しい。
反面、明日から毎日パッキングしなくても済むと思うと嬉しいし、日本に早く帰ってゆっくりとしたい。
参考  のりこのブログ
これから、南米を目指す若者たちへ、「青年は荒野をめざせ。」
「Que te vaya bien Buen viaje y tenga suerte」(頑張って、良い旅を、そして幸運がありますように。)

50代夫婦の南米個人・自由旅行三週間 イグアス・ウユニ・マチュピチ

ここからの記事は、旅好き、酒好き、節約好きと自称する50代シニア夫婦の100%手造りの南米旅行のブログを本サイト 編集者がweb用に転載したものです。
記事の著作権はご本人にありますので、転載・リンクの際は、ご連絡ください。

1,今回の南米三週間の旅の費用

フライト区間 航空会社 金額二人分(円)
成田発パリ経由 ブエノスIN リマOUT エールフランス 344,300
南米内移動
ブエノス→ブエルトイグアス ランチレ 36,000
アスンシオン→サンタクルス・ラパス経由→ウユニ アマソナス 83,666
ウユニ→クスコ アマソナス 75,950
クスコ→リマ スターペルー 37,170
南米内 航空機移動費合計 232,786
航空券合計 577,086
ホテル18泊 130,000
観光費・移動費・食事代など現金・カード払い 280,000
三週間の旅合計 二人分(予定よりややオーバー) 987,000


2,旅のブラン1 単純に日本からイグアスの滝だけが目的の日程案を考えてみます
私としてはパリ経由でスムーズにアルゼンチン入国できたので、同じコースをおすすめします

KLMのサイトで、10か月前くらいから購入可能です。
私たちの行った時期は、観光客も少なく、暑さも午後から15時をのぞくと 厳しくありません。
蝶もたくさんいて良かったと思いました。
雨期だと水量も多く迫力が違うかもしれませんが、観光客も多いですし、ホテルも高いと思います。

成田からパリ、パリからアルゼンチン、ブエノスアイレスにいっきに行きましたが、パリからの飛行は 夜にあたるのでずっと寝ることができました。 日本からの移動で体力的に心配な方は、パリで1泊すると楽だと思います。

成田ーパリーブエノスアイレス ブエノスアイレス市内 2、3泊
時差や疲れが取れそうになければ、3泊がいいと思います。
ここでゆっくりすることで、イグアスの滝まで行くのが楽になります。
私達の泊まった宿は、Via Arriba  B&Bです。 おすすめですが、2室しかないので早めに予約したほうがいいです
※BsAsに住んでいた編集者コメント 都心の繁華街のど真ん中、安全で買い物・観光に便利でこの値段は 希少価値です。
市内地下鉄情報はブエノスアイレスの交通事情をご覧ください。


ブエノスアイレスープエルトイグアス 国内線飛行機
プエルトイグアス 2~4泊
2日間(2日間だと入園料が割安) イグアス公園に往復すればいいと思います。 バスは頻繁に走っていますし、レストランも多く、治安はいいです。

プエルトイグアスーブエノスアイレス 国内線飛行機
ブエノスアイレス 1、2泊 同じ宿でも違う宿でもいいでしょう。 元気な方は、泊まらずに帰国も可能です。

ブエノスアイレスーパリー成田 帰国
パリで1泊すれば楽です。
しみじみと先進国の良さを満喫できます。

航空券はぶつ切りで買うのではなく、往復券でチェックし、搭乗時間を丹念に見るのです。 その中には、パリ1泊のトランジットの切符があることがあります。 到着時間と搭乗時間をしっかりチェックして購入することが、重要です。 KLMのサイトからですが、エールフランスの運航を選ぶことがおすすめです。
この日程だと、ゆったり10~12日です

早めに航空券、ホテルを予約していれば、50万円弱(二人分)で収まると思います。 このほかに、バス、タクシーなどの交通費とイグアス公園の料金、食事代など6、7万円あれば大丈夫だと思います。 ツアーで行くより安く、自由度は高いです。

3,旅のブラン2
 単純に日本からマチュピチュとウユニ塩湖に行くプランを考えてみます

リマ→クスコ→オリャンタイタンボ→マチュピチュ村→マチュピチュ

ペルーから入ります。
ペルー、リマには、カナダ、アメリカ、メキシコから入れますが、カナダ経由がいいような気がします。 アメリカの入国、出国手続きは厳しく、面倒です

私が調べたとき、メキシコ経由は値段が高いものが多かったです。 リマに到着したら、やはり2、3日を休養としてもうけたほうがいいと思います。
ミラフローレス区は、おすすめです。 空港から個人タクシーで、55ソルで行きました(2人)
帰りも同額。 ホテルからのリムジンバスは25ドルでした(1人)
ミラフローレス区のホテルは少々高いのですが、治安はよく、食べ物もシーフードがあり、楽しく過ごせると思います。 私たちが泊まった宿は、ミラフローレスロッジという名前ですが、3つ星でした。 場所は住宅の多い場所で、歩いて海岸にも行けます。
おすすめのおいしいお店、プント・アスール にも近いです
プント・アスールはランチだけの営業ですが、毎日行ってもいいかなと思うお店です。 リマでゆっくりして(観光してもOK) 、クスコ(3399m)に移動します。 クスコから乗り合いバス(1人10ソル)でオリャンタイタンボ(2750m)に行き、1、2泊します。 オリャンタイタンボで高度順化します。
その後、列車でマチュピチュ村に行きます(列車は1人50ドル)
マチュピチュ村からマチュピチュまでのバスは往復、1人20ドルです
マチュピチュ村には1、2泊し、そのうちの1日をマチュピチュ観光にあてます。

マチュピチュを観光したら、同じルートを戻ります
このコースなら、9~11日で行けます。 マチュピチュは2400mですが、高山病になる人はいます。
知人もリマからスムーズにマチュピチュに入ったのですが、疲れもあったのか、 マチュピチュでの観光が高山病でまともにできなかったといいます。

マチュピチュを万全に観光するための案です。
2400mなら大丈夫という方は、オリャンタイタンボの滞在は不要です。
飛行機代がよくわかりませんが、ツアー よりはずっと安くいけるはずです。
ツアーは個人手配旅行の2、3倍の値段です。
マチュピチュからさらに、ウユニ塩湖に行きたい方…
プラス4、5日は多く考えたほうがいいと思います。

クスコ→ラパス→ウユニ→ウユニ村→ウユニ塩湖

マチュピチュを観光後、クスコまで戻ってから、飛行機でウユニに行くのです。
クスコの街は美しいので1泊くらいするのをおすすめしますが、 3399mあるので高山病のおそれはあります。

クスコ - ウユニ間の飛行機を予約時間を早めに取って変更に応じられるようにしたらいいと思います。
ウユニ空港、ウユニ村自体は治安もよく、ウユニ塩湖を見るツアーもたくさんあるので、 ウユニ空港まで行けたら大丈夫です。 ウユニ空港からウユニ村まで、タクシーで20ボリ(2人) ウユニ村からウユニ塩湖ツアーはたくさんあります。

飛行機やホテルのサイトもたくさんあります。
南米  クスコ  ウユニ  飛行機  と検索すればいろいろなサイトが出てきますので、 ひとつひとつチェックしてみることがいいと思います。
飛行機の時間や移動を何度もシミュレーションしてみることもいいです。

行った方のブログなどをどんどん読んで、参考にすること、使えそうな情報はノートに記録していくことです。>
漠然としたイメージが、そういう情報の蓄積によって、具体的になります。
そういう作業は個々に違います。
個人手配旅行の醍醐味であり、むずかしい点です。
自分のわからない点、不安な点、そういうものを塗りつぶしていくことが大事です。

そういう作業が苦手でできない方は、代理店ですべての航空券、ホテルを予約してもらうことも可能です。
お金がかかりますが、いざトラブルになった場合、代理店に相談できるので安心感はあります。
ツアーでは物足らない、完全個人手配では不安な人、それぞれにあった旅行が可能な時代です。>
行きたいと思うエネルギーをどう使うか、あなた次第です。
楽しい旅行を~応援いたします。
もし質問などありましたら、コメントでどうぞ~
わかる範囲でお答えします。
でも私もこの旅だけしか知らないので、情報としては不十分な点がありますことを
ご了承ください


4,旅のレポート 地獄にちかい空港
滞在10時間半のラ・パス空港での回想です。
夫は具合が悪くてほとんど記憶がないようです。
記録として書き残そうと思います。

飛行機から降りて、私はいつものように速足で歩いていました。
写真を撮ったりしました。
夫が来ないので後ろを振り返ったところ、彼はよろよろと歩いています。
その顔は、見たことのない色でした。
黒く、紫色です。
唇も紫色でした。
「どうしたの?」 「高山病だ…」 私はまだ自覚症状がなかったので、びっくりしました。
その姿は、尋常ではありません。
よくいう、死相でした。
今にも倒れて死んでしまいそうでした。
「大丈夫?」 「だい、じょうぶ…」 待合室に来ました。
ここで、10時間半待つのです。
固い椅子しかない、小さい待合室でした。
とりあえず、チェックインカウンターに聞きに行きます。
早い時間の飛行機に変更できるか、早い時間の飛行機でキャンセル待ちなどあるのか…疑問は多くありました。
朝8時です。
夕方6時半までには、何便かがあるはずだと考えていたのです。
その疑問は、こっぱみじんーになりました。
ラパスから、ウユニ行きは、何もなかったのです。
夕方18時30分のみです。
本当は、13:25発 14:10着を予約していたのです。
それがなくなったのです。
信じられませんでした。
希望は、18:30発に乗ることしか残っていません。
空腹だったので、2階のカフェに行くことにしました。
荷物を持ち階段を登り、カフェの席に着きました。
「あれっ…」 心臓の鼓動をドキドキと感じます。
運動しているような速さです。
私はフルマラソンをしようとして49歳から走り始めました。
2日に1回、10キロを時速 9キロくらいで走ることを1年続けました。
楽しくて夢中になりましたが、やはり年齢のせいでしょう。
心臓の欠陥が発見され、フルマラソンは夢に終わりました。
まずいなぁ~と感じました。
あまり心臓に負担をかけると、突然死すると言われています。
気分は悪くないのですが、突然死は困ります。
黒紫の顔をした、夫のほうも心配でした。
朝ご飯の注文です。
お腹はぺこぺこでした。
夫は卵焼き、トーストのセット、私は卵焼き、トースト、焼肉のセットです。
薄い大きな牛肉を焼いたものが1枚ついている、一番の豪華セットでした。
食欲のない夫も、無理やり食べていました。
コーヒーはネスカフェです。
夫はコカ茶を飲みました。
少し落ち着いたようですが、まだ顔色はよくありません。
待合室の椅子より居心地がいいので、そこにしばらくいることにしました。
夫はスープが飲みたいといいます。
持っている粉末青汁を飲もうと思い、おじさんのボーイさんに、お湯を頼みました。
小さな銀製のポットにお湯を入れて持ってきてくれました。
「これは、日本のお茶なのよ」 と言って見せると臭いをかいで、笑っていました。
チップの習慣はないようでしたが、こっそりと渡したら喜んでくれました。
それでけっこう長居ができました。
カフェも片付けはじめたので出ることにしました。
待合室に戻り、夫はぐったりと座ります。
私の動悸も治まらず、何度計っても1分間に100を越えます。
普段は70くらいで、10キロ走っても140くらいです。
それも1時間ちょっとです。
100の脈拍で10時間も連続することは、かつてないことです。
仕方がないのですが、無事を祈るしかありません。
気づいたら指先が紫色でした。
血行が悪いようです。
若干のしびれもあります。
喉もかわきます。
水を買いに行き、夫にも飲ませます。
体が冷えます。
頭に金属製の わっか をはめられたような、痛みを感じるようになりました。
高山病です。
何度もトイレに行きました。
高山病の薬には、利尿作用があるのです。
トイレは地下にあり、階段の上り下りも面倒に感じます。
1時間に1回は行ったと思います。
それでも隣に座った、ばあちゃんと話をしたりしていました。
ばあちゃんは、コチャバンバに帰るとのことでした。
夫と私はソローチェだと話したら、同情してくれました。
美しい民族衣装の若い女性がいました。
つやつやとした長い黒髪を三つ編みにし、すっと座っています。
写真を撮りたくても、あまりにも美しすぎて、気合もなく、遠巻きにしか撮れませんでした。
それから隣に座った人は、何度も変わりました。
行商の親娘、田舎ふうな夫婦、イギリス人のカップル、日本人とイギリス人のカップルなどです。
私も疲れてきたので、荷物に足を乗せ、腕組みをして寝ていました。
夫はときどき、はげしい咳をして苦しそうでした。
午後3時くらいになって空腹を感じ、レストランに行くことにしました。
朝に入ったカフェに行ったところ、もう閉店でした。
もうひとつレストランがあるのに気づき、そこに行きました。
サンドウィッチのファーストフード店ですが、座りごごちのいいソファーがありました。
ソファーは2組の客で埋まっていましたが、一人の客に挨拶して、片方を使わせてもらいました。
座ると、ほんとうに楽ちんです。
もっと早くくればよかったと思いました。
隣には、あの日本人の女性とイギリス人の男性カップルが疲れたように寝そべっていました。
同じ日本人でも話しかける雰囲気はなく、視線も合いませんでした。
チェックインの時間、5分前に並びました。
ここでまた欠航と言われたら、どうしよう…とおそれました。
限界を感じます。
そのときの自分の反応が想像できません。
泣く?怒る?…などとひとり考えます。
カウンターの向こうの男性は、パソコンを操作しています。
何度やってもうまくいきません。
こころの中で焦ります。
搭乗券を!とうじょうけ~ん!!…… ちょっとお待ちください…」 奥に入って出てきません。
……あ、あぁ…だめかもしれない… …でも…なんとかなる… 悪いほうには考えたくありませんでした。
彼が戻ってきました。
すぐに聞きました。
「私たちは、今日中にウユニに行けますか?」 それだけを知りたいのです。
彼はにこっと笑って言いました。
「大丈夫です。
行けます。
パソコンの調子が悪いのです」 ……はあ、よかった…はぁはぁ…パ、ソ、コ、ン、のばかやろう~ 心臓に悪いです。
ただでさえ、100を越える脈拍です。
息苦しさを感じます。
早くこの地を脱出したいのですう~!!。
はぁはぁ、はぁ… 空気がうすいんだよぉ~!!。
無事、離陸しましたー!。
地獄のような、ラ・パス空港~ さらばじゃあ~!!。


5,旅のレポート 海外旅行中の食事について
今回3週間の南米での食事は、私と夫でも違った印象です
私より不調だった夫の様子です
夫はブエノスアイレスに着いたとき、鼻かぜになっていました
熱はないのですが、鼻水とセキが出ます
旅の後半までそれは続きました
それから、下痢が旅の最後まで治りませんでした
ラパスでは高山病になり、リマの最後の夜には、虫さされで顔が腫れました
そんな彼の食事です
時差や移動の緊張、疲れによって食欲不振になった場合の対処方法です
水よりお湯を飲む
お湯よりスープを飲む
内蔵がうまく働いてないので、吸収しやすいスープがいいようです
野菜スープ、魚介スープなどレストランで注文しました
スーパーでも、スープ類を買って夜食にしていました
パスタの入ったスープがよかったようです
心配な方は、日本から好きなタイプのスープを持っていって、 宿でカップにお湯をもらうといいと思います
どこのホテルでもお湯は無料でサービスしてくれましたが、 汚れたカップが残るのでチップを置きました
それから、りんご、バナナ、メロン、地元のくだものをよく買いました
りんごはどこにもあるのですが、リマでは高級品になりました
小さいもので1個 300円もします
それでも、野菜不足、食欲増進のために毎日食べるようにしました
夫は日本でも下痢体質なので、さほど気にしてないようでしたが、 水が合わないといいます
水はペットボトルの水です
ホテルで用意されていた、シエロ(空)という安物の水が悪いといいます
私は平気です(おいしくはありませんが) それでスーパーで少し高めの水を購入しました
それで夫の状態は少しよくなりました
腸が敏感な人は、ペットボトルの水をかえてみることもいいかもしれません
リマの空港で、フランスのエビアンを見つけて買ったところ、日本では120円ほどのものが500円くらいしました
久しぶりに飲むと本当においしく感じました
少し食欲が出てきた夫は、パスタ専門です
もともと、うどん、ラーメン、パスタが好きなので、そればかり注文しています
パスタは消化がいいので、いい選択だと思います
帰国して体重は、夫は2キロ減、私は1キロ減でした
日本はおいしいものがたくさんあるので今はそれだけで、しあわせを感じます


5,旅のレポート 私の旅の掟について 自分の体力を知りつつ、欲張らないこと
今回の旅でもそうですが、基本的にはよくばらないことにしています
この旅では、イグアスの滝、ウユニ塩湖、マチュピチュ が見られたらよしとする…と決めていました
それらを見て、無事に帰国できればいいと思っていたのです
私達夫婦は元気ですが、若くはありません
ゆったりとした日程を組んだので、その他の遺跡や観光地にも十分いける時間がありました
でも余裕をいつも持っていることを大事に考えました
朝早起きをして、行動するスケジュール
空港へは、3時間以上前に到着しチェックインすること
宿には明るいうちに到着して、明るいうちに夕飯を食べること
夜遊びはしない
日中も早めに観光を終えて、宿で休む
博物館、美術館、買い物などは最小限にする
よく寝る、しっかり食べる、無理をしない、よくばらない
夫は私より体調が悪いのに、多動、じっとしていられない性分です
どこに行っても、出かけたがります
私は宿でのんびりしつつ、眠くなったら昼寝をします
夫は昼寝ができない体質で、眠りも浅いのです 旅行で悩むのが、洋服の種類、数です
今回の旅行は、南米といっても高所高山もあり、寒さ対策が必要でした
アルゼンチンは日本とほぼ同じ気候、パラグアイ、ペルーのリマは暑く、ボリビアのウユニとペルーのマチュピチュは寒いという状況です
調べてみると、ウユニ塩湖ではダウンコートが必要ということでした
私たちの荷物は機内持ち込みだけの量にしたので、二人で バッグ4個、合計24キロという制限があります
ダウンなど持っていくとかさばってしまいます
重ね着を考えて、洋服を選びました
私は男性用のサイズ S か M をいつも着ているので、夫と兼用できます
兼用できる、軽くて薄いジャケットを 4枚、ウールセーターを1枚、夫と着回しました
ウユニで毛布を購入したので、それが大活躍しました
ウユニ塩湖の車の中や、飛行機内、ホテルで使いました
飛行機内に手荷物で毛布を持ち込むのも、OKでした
あちこち移動してわかったのは、どこでも洗濯をキロ単位でやってもらえることでした
荷物を最小限にして、洗濯に出すと楽です(5時間くらいで仕上がる) 私達も、マチュピチュのホテルで1回洗濯をお願いしました
2キロ越えた量で、800円程度です
3週間の旅で1回は日本人宿の洗濯機を借り、1回ランドリーサービスを利用して、間に合いました
そうそう、ブエノスアイレスの宿でも、1回洗濯していたこと思い出しました。
洋服をたくさん持っていく必要はないのでした
靴下、下着類も古いものを持っていき、捨ててきました
でも南米に行くと古くてだめだと感じていた下着類が、現地で見ると、まだ十分使えるように見えるのが不思議です
もののない国に行くと、少々のぼろは気になりません
女性の場合下着を多く持っていくより、衛生シートを持っていくほうが便利だと感じます
飛行機の長時間の移動や旅の後半は、それを使うことで汚れ物を持ち歩くこともなく、洗うこともなく、よかったです
日本では、1、2日着たら洗濯する習慣ですが、旅行中はそうはいきません
その日に着た洋服の臭いをチェックして、臭くなければ何日も着ました
乾燥しているので、臭くなりません
でも鼻のきかない人のチェックはだめですね~ 無理をすればすべてが台無しになる可能性もあります
自分の体力を知りつつ、欲張らないこと、それが個人旅行の基本だと思っています


管理人編集後記
この記事は、当サイト掲示板投稿者ハンドルネーム「家犬」さんご夫妻の2015年4月からの3週間の 南米・個人自由旅行のブログ記事の一部をご本人の承諾を得て、掲載しているものです。
詳しい旅の様子や、「家犬」さんのご様子は掲載元のブログ 家犬の遠吠え 旅好き、酒好き、節約好き をご覧ください。

リタイヤ後の世界遺産の旅 個人・自由旅行のお勧め

そろそろ、団体PAC旅行を卒業しましょう。 現役時代は、世界遺産への長い旅は「年末年始」・「ゴールデンウィーク」・「夏休み」しか休暇はとないし、若い フリターと違って、決められた日には必ず戻って来なければならない立場にあって、旅行代金がべら棒に高くても 出かけざるを得ませんでしたが、退職すると、最も航空券の安い時期、今までは休めなかった、その地のベストシーズン 或いは、お祭りシーズンに出かけられるのです。しかし、休んでいても給料が貰える現役時代と違って蓄えを食い潰して 行く定年後の旅行は、自由に安全にそしてリーズナブルでなくてはなりません。
団体PACは確かにラクチン・便利・安いですが、それは 日本人観光客に人気の西欧のお城巡りや、イタリア・スペインの駆け足世界遺産巡り・カナダの紅葉とナイヤガラ紀行に限った事で、 私達の行こうと思っている「世界の秘境・世界遺産」はけして安くはなく、却って個人旅行より数段高いです。 当然ながら、添乗員経費・会社利益が含まれるのですからですが、それならば、私達リタイヤ団塊世代には 「時間」と言う最大の武器があります。これを最大限に生かして、大手旅行社に負けない 良質の自由なリーズナブルな個人旅行にチャレンジしてみようではありませんか。 旅行を計画する時に、先ずはJTBに行ってみるか・・・なんて考えていませんか?、
個人旅行の始まりはパソコンの前に座る事から始まるのです。

1,旅の情報を探す 地域専門旅行社

世界遺産の旅を初めて頃、本当に情報は少なかったです。「地球の歩き方」も今のように、世界各地を網羅 しておりませんでしたし、勿論インターネットも有りませんでした。一番情報を持っていたのが、「地域専門旅行社」 でした。今でもそれは変わりは有りませんが、「地域専門旅行社」って何?・・・・もちろん、HISやJTBのような 総合旅行社ではありません、その土地を専門とする、個人又は総合旅行社を相手にする専門旅行社で、あまり表に名前は 出てきません。一番目にする機会が多いのが、「地球の歩き方」の最後のページです。これらの旅行会社はこのサイトの各地域 のページで紹介しています。
2,インターネットで探す(1) 現地旅行社
「地域専門旅行社」以上に、情報を持っているのが「現地旅行社」です。日本の「地域専門旅行社」も所詮は取次業者で あって、実際の手配はこのような「現地旅行社」が扱っているのですが、今までは一般旅行者の目に触れなかったのですが、インターネット の急速な普及によって、私達でも直接取引き出来る様になりました。観光の値段もかなりの会社がはっきりと書かれており、大変に 参考になります。これらの「現地旅行社」も紹介出来る範囲で、各地のページにて紹介しています。
3,インターネットで探す(2) バックパッカーレベル路地裏情報
ここ数年のADSL・光の普及のお陰で、インターネットの発展は目覚しく、私達「世界の秘境旅愛好家」にとって喜ばしい 限りで、今までゲストハウスの情報交換ノートに埋もれていた情報が次から次とWEBの世界に登場してきたのです。
しかし、情報は玉石混合、発信者の身元があ程度解るサイト・情報の日時が表示されているサイト・問い合わせに答えてくれる サイト等、ご自身で判断して下さい。
4,航空券を手配する。 航空券の基礎知識
昔、バンコク・台北発券航空券の安さを云々した時期がありましたが、2005年現在、東京発一か月以内のFIXチケットは東京が一番安い です。NRT・RIO間が10万円を切っているなんて、信じられますか?。但しそれ以上長い期間のOPENチケットはバンコク辺りのほうが 安いかもしれません。しかし、今私達が目指しているのは、一か月以内の旅ですから何ら問題はありません。
検索サイトで「格安航空券」のキーワードで沢山出てきます。他のページでお勧めサイトを紹介していますが、先ずはご自身で 体験して下さい。自然と色々なチケット条件の知識が身に付くはずです。
5,宿を手配する。 手配時知っておきたいホテル用語
若いバックパッカーなら宿の手配もせずに、知らない土地に夜着いてもどうにかなるでしょうが、50・60代の分別・体裁のある夫婦の 旅となるとそうは行きません。少なくとも現地到着後二晩ぐらいの宿は日本から手配すべきです。
これも、インターネツトで簡単に予約出来ます。代表的なサイトは「アップルワールド」ですが、これもご自身で検索してみて 下さい。宿は今までの団体PACに利用していたような、ロビーだけが立派でお部屋はスタンダード以下のようなホテルはもう、卒業して 安全で、従業員の態度の良い、バジェットホテルで十分です。現地で自分の足と目で確認して下さい。日本人の50・60代の夫婦が ホテルを訪ねてお部屋を見せてくれと頼んで、断るようなホテルは先ずありません。
団体PACの利用する高級ホテルのスタンダードより、日本人が泊まらない中級ホテルのスィートの方がお得です。
6,旅行保険を手配する。 旅行保険の基礎知識
長い、旅行の保険の高さに閉口していませんか?。現在の旅行業界の利益は驚くべきほど低く数%しかありません。ですから本業 以外の旅行保険を扱っていくらかでも利益を上げているのですが、パック保険は高いです。必要もないものまで付いています。本来なら カードに付帯している保険で十分ですが、どうしても残した家族の為に入るのなら「バラ掛け保険」をお勧めします。本当に 自分の旅に必要と思われる部分だけを保険に掛ければよいのです。特に世界の辺境の地への旅の場合「救援者保険」 だけは入る事をお勧めします。
7,旅の知識と英語力 Webで学ぶ旅行英会話
団体PAC旅行からの卒業・個人旅行のお勧めときましたが、避けては通れないのが「英語力」です。
世界何十カ国を旅したと豪語する60代のご夫婦が沢山います。しかし聞いて見るとその旅の全てが団体PAC旅行で、入国カードも全て 添乗員が書き、ホテルのチェックアウトまでしてくれていました。団体PAC旅行を何十回繰り返しても、旅の基本的な知識は身に付きませんし ましてや、英語はお買物で値切る程度しか必要ないのですから当然出来ません。
個人自由旅行の基本は「責任は全て本人に在り」ですから、最低限のコミュニケーション手段で ある英語は何とかしなくては、「世界の秘境・世界遺産の旅」は始まりません。そんな難しい事はなく、中学三年生の英語力が あれば十二分に通じます。変な「アメリカ語スラングの旅の英会話本」を読むよりは、中三教科書の方が余程、立派なポライトな 英語を使えるようになる事は間違いありません。
8,旅のサポート
このサイトの色々な地域のページで、宿や旅行社を紹介しています。実際に自分達で泊まった所や、使った旅行会社・ガイドだけ を紹介しています。又、参考になるサイトも紹介していますが、個人自由旅行の鉄即「その話、本当なのと疑ってかかる」 から初めて下さい。ご質問のある方はメールにてお問い合わせください。
私に解る範囲の情報は 必ず、メールでお答えします。
9,マイルを貯める マイレージ獲得情報
リタイヤしてから、年に6回も旅するようになると、今までさして気にしていなかった航空会社のマイレージが、これからは は、航空会社を決定する時の大きな要素となってきます。
チケットの値段や乗り継ぎの良さ、到着・出発時間が最優先ですが、マイルもこの頃考えるようになってきました。 航空会社を決める前に、或いは包括旅行の場合でもチェックして見ましょう。

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