定年後の終の棲家を求めて

青い鳥は何処にいるのか
早期退職団塊世代夫婦のロングステイライフの記録

ロングステイページ内インデックス

2014/5/15 ペナンでのロングステイ(ミドルステイかな?)リポート
マレーシアロングステイ用ビザ MM2H 50才以上の取得条件
行ってみたらこんな所だった、年金で安く海外ロングステイの時代の終焉。
お試しロングステイシュミレーション10日間二人で20万以内は可能か?
ロングステイ事情 キャメロンハイランド発信の現地詳細情報
マレーシアロングステイの報道姿勢 シニアの為の楽々海外生活だって? 
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私達夫婦が考える定年後の海外ロングステイの条件
どうして、マレーシア・ペナンが人気なのか
クアラルンプールの行き方 東京・クアラルンプール間の値段の比較
読者投稿記事 お試し ロングステイ疑似体験ツァー
定年後 海外ロングステイ クアラルンプールと市内交通地図
ペナン島とはどんな所か ロングステイ ペナンの生活費
大人の隠れ家? ランカイ島情報
ボルネオ島 コタキナバル情報
世界遺産 マラッカ情報

行ってみたらこんな所だった「マレーシア」編の反響とロングステイの真相

相も変わらずの、ステレオタイプのロングステイ報道姿勢に呆れてみていましたが、50代後半を中心とした、年金生活に不安を感じている人が多いのでしょう、 放送中から、普段の10倍近いアクセスがこのページにあり感心の高さを再認識しました。

家賃の安さや、屋台の食事の安さばかりが強調されていましたが、定年退職シニア夫婦に必要な物の一般的な物価は日本と比べ、さほど変わらなくなって来ております。

マレーシアは低い年金受給世帯は暮らせない
かつて、ハワイやゴールドコースト・バンクーバーなどの白人先進国のロングステイ候補地に経済的理由で住めず、アジアへとシフトしてきた 経過があり 当初、マレーシアは年金の範囲内で暮らせる、 英語が通じるアジア中進国的な見方があり、人気になってきましたが、ここ10年様変わりして、日本の一般・平均的な年金所得世帯ではロングステイ用の 10年定住ビザの取得は困難です。
マレーシアロングステイ用ビザ MM2H 50才以上の取得条件
1.RM35万(約1100万円)の資産証明
※配偶者と同時に申請する場合は配偶者名義の資産証明も加算できます。
※不動産は資産証明にはいっさい認められません。

2.月額RM1万(手取りで約32万円)の収入証明
※収入には年金、給与、役員報酬、定期的に支払われる投資利子、家賃収入などが含まれます。
※年金は基礎年金の他に厚生年金と政府が承認した企業年金が含まれます

3.RM15万(約500万円)をマレーシア国内の銀行に定期預金すること
※定期預金は資産証明RM35万のうちから流用することができます。
※2年目以降は医療費、家の購入、同行した子供の教育費、新車購入の目的に限り、RM5万を 引き出す事が可能です。※マレーシア観光局への申請が必要。
意外と高いハードル
  1. 不動産を含めない預貯金・債権、つまりすぐに換金できるキャッシュで1100万円は、普通の定年退職した給与所得会社員なら何とかなる金額ですが、 難しい世帯もかなりあると考えられます。
  2. 手取りで約32万円収入証明
    60才退職直後のサラリーマンには非常に高いハードルです。
    企業年金・厚生年金基金は60才から受給するも、基礎年金満額は65才が一般的です。個人年金を計画通り60才開始にしているとか、投資による確実な収入 証明がないと、月手取り32万円の世帯は限られてきます。
  3. マレーシアに預金したお金は、簡単に下ろせない
    つまり、生活費には使えないということです。使いみちは限られており、尚かつ観光局への申請・認可が必要になります。
そこまでしなくてもロングステイは可能です。
90日以内なら、こんなハードルの高いMM2Hは不要です。
しかし、90日以内のロングステイとなると、TV・マスコミが報道しているような超お得の家賃・生活費は存在しません。
TV等で紹介される、コンド・マンションの家賃は、最低1年、普通3年契約の一ヶ月あたりの金額ですし、中途解約金はかなり高いです。短期一ヶ月・3ヶ月の賃貸は 少なく、ほぼ倍以上の設定です。
他に、三ヶ月単位で考えると、往復の三ヶ月FIXの二人分の航空運賃に、残してきた自宅の公共料金の最低基本料金・所属している趣味のクラブの会費・固定資産税・ 健康保険料・住民税なども、一ヶ月の生活費に加えなくてはなりません。

因みに、成田・クアラルンプール・ペナンの90日FIX航空券(マレーシア航空の場合)、お一人往復燃油込およそ15万円もします。ご夫婦 二人で30万円が、3ヶ月の生活費に組み込まなくてはなりません。
当然、LCCを使えばもっと安くなりますが、最低限、自分でパソコンに向かって予約できる旅の知識、キャリアは必要です。
今まで、旅行代理店を使った団体PAC旅行の経験しかない方は遠慮したほうが無難でしょう

行ってみたらこんな所だった第二週 マレーシアロングステイに見切りをつけた?

2014・1・22、TBS系列で先週に引き続き、新聞のTV欄で《行ってみたらこんな所だった、「マレーシア」移住する日本人急増中▽徹底取材だから解かる真の姿》 との宣伝に期待して見ました。
普段、私のサイトの「マレーシアロングステイ情報」のアクセス数は150/day程度なのですが、先週の放送翌日は、10倍ほど増えニ三日続きました。今週の第二弾では、 先週ほどではないものの、かなりのアクセス数を期待したのですが、全く前日と同じ数、普通の日と変わりませんでした。

二週連続で飽きたのか?、いいえ、今回の新聞のTV欄で宣伝しているとおり、徹底取材だから解かる真の姿を見て、漠然と定年後のロングステイ・移住地と 憧れていた人たちがマレーシアに見切りをつけ、あえてネットに向かって「マレーシアロングステイ」と検索しなかったのではないでしょうか?
で、どんな放送内容だったのか?、何を見て見切りをつけたのか?

  1. 海がきれいでないのが解かった。
    放送ではペナンのリゾート地区、バトゥ・フェリンギの閑散とした海岸で出川とディレクターがぼやきながら遊ぶ姿がありました。
    そうなんです。あの通りなんです。海はサンゴ礁ではなく、ホテル前の海岸は砂を入れた人工海岸で透明度はなし、マレー半島の西側にある為 夏の間はモンスーンの影響も受ける土地柄なんです。
  2. 街もきれいでないのが解かった。
    普通、TVの旅番組は、訪れた町の一番美しい街並み・公園・通り・自慢の風景を映し出すのが常ですが、ペナンにはそんな自慢できる風景はないのです。 中国系華僑の多い、ごくごく一般的なマレー半島の街並みしかありません、散歩する大きな公園もないのです。
  3. マレーシアの食事レベル・屋台飯の内容が分かった
    旅番組の定番、屋台での食事、何の変哲もないアジアでは当たり前の中華系・マレー系の食事内容、ロングステイでの食生活を想像してしまいます。 ロングステイ・移住では、そんな屋台飯は一週間で飽き、日本食や慣れ親しんだ日本の洋食となるのでしょうが、日本よりも食費が高くなり、 質もバラエティも下がるのは 容易に想像出来きる放送内容でした。
  4. 不動産が意外と高いのが解かった
    デイレクターのホームステイ先、クアラルンプールから1時間の郊外にある、夫婦の年収700万のお宅は7年前の購入価格が900万円、現在の価格が2000万円 と放送されていました。
    これを見た、マレーシアロングステイ志向のご夫婦はアレ?と思ったことでしょう。
    先週の放送では、海の見える、プール付、130平米の家具付きコンドの家賃が6万弱だったのに、そんなに高いの?、先週紹介された日本人ご夫婦のコンドは クアラルンプールではなく、ペナン島のバスの便も悪い高台にあるものでした。
    日本と同じレベルの快適さを求めると、クアラルンプール周辺のコンドとなり、家賃は12~15万円、それも最低2年契約、中途解約は保証金二ヶ月没収が 当たり前です。
年金で安く海外ロングステイの時代は終焉を迎えています。
タイやマレーシアのアジアの国で、少ない年金の範囲内で、暖かく・のんびりと第二の人生を過ごそうと云う計画は、この二つの国に限って 云うと、もうダメです。10年以上前でしたら可能だったのですが。
しかし、ロングステイ財団をはじめ、色々な団体が各所でマレーシアロングステイセミナーなるものを開催しています。
これらのセミナーの重点は、シニアのロングステイから、成長する国マレーシアの不動産投資と、日本人の英語劣等感を刺激して、幼い子供と一緒に 移住し、子供の英語教育を煽るものへと変化しています。
これらのセミナーのターゲットはこれまでの「安い・暖かいアジアで暮らしたいと思う私のような年金弱者の人々」から「資金力のある資産家層」へ確実に推移 しています。
セミナーにブースを出しているのは、シニアの資産が目当ての、天下り官僚組織・不動産会社・旅行会社・語学学校斡旋業者・手続き代行会社・証券会社ばかりです。 若し、興味があるのなら、自分で航空券・宿を手配し、じっくりと自分の足と目で納得するまで確認すること、そして現地での生活を夫婦二人でイメージ・体験 してみることをお勧めします。
長い、定年後の二人の生活に、メリハリ・アクセントを加える為のロングステイなら、「行きたい時に」・「行きたい国に」・「住みたい時間だけ」暮らすように 滞在する、ショート・リピートステイをお勧めします。

定年後の海外ロングステイを考える時に、ご夫婦二人でじっくりと話合う必要があるのは云うまでもありません。
一度、貴方の奥さんは定年後タイ チェンマイにロングステイ出来るか?に目を通してください。
参考までにマレーシア各地の日本人会を紹介します。
ペナン日本人会
クアランプール日本人会
キャメロン会
定年後の夫婦二人の自由な暮らし・時間を、どう過ごすのかご自身で判断して下さい。
役に立つ情報もありますが・・・私たち夫婦は、ご遠慮致します。

読書投稿  2014/5/15~6/15 ペナンでのロングステイ(ミドルステイかな?)リポート

私達はリタイア後、マレーシア、台湾、北海道にそれぞれ1か月を目処に滞在し、残りを自宅で過ごす多地域居住を実践中です。 地方都市(東海圏)に住んでいるので、クアラルンプールのような都会は苦手です。 とは言え、ある程度のインフラが整ってないと不便をきたすと思いペナンにしています。

最近のペナン
初めて滞在した2008年から今回まで見てきましたが、マンション(コンドミニアム)の建設ラッシュはいまだ衰えず、 埋めたてによるウォーターフロントやショッピングセンターそしてペナン第二ブリッジ(2014・3完成)と年毎に変化しています。
それに伴う渋滞緩和のために、突如一方通行規制が敷かれ戸惑うこともあります。 でも一方通行とロータリー形式の交差点は正面衝突の危険が少なく、慣れると運転しやすいものです。
またロータリーのない交差点は日本のような縦横の二系統で規制するのではなく、縦横を上下方向で分ける四系統で規制するため、 信号待ちは長いのですが事故の確率は少ないように思います

私たちが感じた物価
マスコミによると物価は日本の約1/3と云われてますが、それは現地の人が暮らすようにしていればの話で、 薄味でさっぱりした味付けを知ってる日本人には、あのコテコテの油とドギツイ味付け、さらにあの衛生状態は難しいと思います。 それにお酒は日本と同じくらいですし、日本産ならさらに高くなります。 イスラム教では禁酒なので高いのかと思いますが、私が付き合った中華系の方もお酒を飲みませんでした。

また昨年から値上がりしたものが多いように感じました。これまでRM5で食べれたランチがRM6になっていたり 、RM3でできた洗車がRM4になっていました。たかがRM1ですが率でいえば20~33%の値上がりです。 さらに来年から6%の消費税が導入される予定ですから、減額される年金での滞在はキツクなります。1RM=32円

今回私達が要した1か月の生活費は約100,000円です。私達はゴルフをしないうえこちらでお付き合いする方に染ってしまい、 お酒は缶ビール6本だけでしたし、 今回はデング熱が昨年の3~4倍に増加していたため、旅行をしなかったこともあります。

ペナンでの住まい
マレーシアでの家賃は通常1年契約で毎月RM2,000~3,000(64,000~96,000円)位ですが、 1か月契約となるとこれの1.5~2.0倍ぐらいになります。
でも探せばあるもので、今回借りた処はサービスレジデンスと云う3ベッドルーム・2バスルームにLDKの約27坪で3日ごとの室内清掃と 7日ごとのシーツ・タオルの交換をしてくれてRM2,600(83,200円)で、これに電気代RM210(6,720円)が掛かりました。
ただ、通常別途支払いのガス、水道、インターネットとNHKテレビは家賃に含まれており無料でした。
築15年の建物は、それなりに手を入れており一見デザイナーズホテルのようですし、ゲートの24時間警備は当然ですが、 夜間は廊下を4時間おきに警備員が回っていました。さらに、部屋からは海を渡るペナンブリッジが見えますし、ペナン空港から離着陸する飛行機は、あたかも城達也のジェットストリームのようでシニアにはたまりません。 なお今回、ここに滞在していた日本人は私達だけでした。

ただ、ペナンの海は綺麗ではありませんし、何度も足を運びたくなる観光スポットもありませんので、滞在をお考えの方はしっかりした目的を持って来られることをお勧めします。 とは言え、何もしないでじっくり修行僧のように自問し、これからの生き方を探すのもありとは思います。 私のロングステイは湯治だと考えていますので、現地の方やごく親しい日本からのロングステイヤーと交流しながら、 この温暖な地で心身を癒せれば良いと考えています。なので友人には「行って何をしてるの?」と聞かれますが、 これと云ったことをしてる訳ではないので、彼らに話しても解らないと思います。



私たちの一日のスケジュール

5:40頃 イスラムモスクから拡声器を使って朝の礼拝音が流れる
     これをめどに起床し、前日の日記をまとめシャワーを浴びる
7:00頃 日の出と離陸機の航跡を楽しむ
8:00   朝食
9:00   メールのチェックと洗濯
9:30   市場へ買い出し(生鮮物は買い置きしない)
12:00  この間に知人と会食又は夫婦で外食
 ~   夕食までの間PCで情報収集・Skypeでの情報交換
14:00  気が向くままに趣味・昼寝・ジム・洗車など
18:30 夕食は和食中心の家飯
    その後NHKテレビ・CNNニュースの視聴
21:00~22:00  就寝

ご覧のように面白くもない生活をしているだけです。
でも時々、現地の知人がコンサートやパーティー、会食に招待してくれたり、遊びに来てくれたりしますので、 お寿司や伊達巻、だし巻き卵、うぐいす餅を作ってお返ししました。
ツアー旅行のように毎日慌しく動き回るより、淡々とした生活に突然のサプライズを受けることは、楽しみがより大きく感じられます。
リゾートで見かける外国人は1日中プールサイドで本を読んだり寝てたりしており、何もしないことが如何に贅沢かと教えられるように、 考え方一つで暮らし方は変わるものだと思ってます。
私は4年前にここペナンでデング熱に罹り、7日間入院しました。昨年末あたりから発症が増加傾向にあり、 今年は昨年の3~4倍であることは承知してましたが、航空券も滞在先も予約してあったので万全の用意をして行きました
蚊取り線香におすだけノーマットそして蚊帳を持参したおかげで無事に帰って来れました。
でもあまり神経質にならないでください。
日本のインフルエンザは年間約1千万人が感染すると言われていますが、マレーシアでのデング熱感染者は 今年約100,000人(日本の人口に換算すると400,000人)が感染すると推計されていますので、日本でインフルエンザに感染するよりはかなり低いのです。 ただ感染すると40度近い発熱、頭痛、筋肉痛、発疹を伴い、とにかくツライです。

ペナンのコンド・レジデンス・サービスアパートメント探し
ペナンの賃貸物件検索サイト

サービスレジデンス賃貸物件の検索サイト

(注) 賃貸物件は需給状況で流動するため、根気よく探さないと良い物件は見つかりません。

今回の航空券と総費用
関空~KLのエアーアジア往復2人分が手荷物、座席指定を入れて59,100円
KL~ペナン間のリムジンバスが往復2人でRM240(7,680円)

1ヶ月2人分の総額で約300,000円でした。

私たちなりのアドバイス
以上がペナン1か月の報告ですが、もし興味がおありなら体験されると良いと思います。
諸行無常の人生で、何が起こるかわかりません。だからこそ、また楽しいことでもあるのだと思います。
参考までに、これからマレーシアでロングステイをお考えの方へ私なりのヒントを記しておきます。

  1. 先ずはひと月程度のお試しステイをしましょう。
    厳しい現役世代を潜り抜けたのでお判りでしょうが、想定外なんて当たり前で、何が起きるか分からないのが人生です。 まして初めての外国ですので先遣隊がいない以上、事前調査は必要です。
  2. 長期滞在ビザ(MM2H)は急がない。
    ロングステイとはロングステイ財団の定義によれば「移住」「永住」ではなく、帰国を前提にした滞在なので長期滞在ビザに拘らず、 90日間の観光ビザや1週間程度の出国を挟んだ180日間ビザを利用してみましょう。
    ちなみに90日ビザであればクレジットカード付帯の保険が使えます。また、長期滞在ビザを取得するのに渡航費等を含めて50万円程度が必要ですが、 これだけあればお試しステイが出来ます。
  3. 健康に自信のない方や体調がすぐれない時は無理をしない。
    1週間入院した経験から言えば、いくら整備された病院でも日本ではないので心細くなり、 一時は終い支度を考えたぐらいです。なのでデング熱が収まるまでは健康に自信が持てなかったり、 体調がすぐれない時は無理をしないでください。
  4. 日本での生活維持費を別にして、ひと月300,000円位を用立てる。
    年金生活者には楽ではありませんが、2泊3日の国内旅行を夫婦で行けば7~10万円程度は掛かります。
    私達はロングステイに集中しその他の旅行は全て止めました。そしてロングステイの渡航費だけは貯金から取り崩しています。
  5. ぶれない滞在目的を作る。
    日本人にとってロングステイ滞在国として8年連続第1位のマレーシアだそうですが、何処にも青い鳥はいません。 マスコミに載せられて過度に期待しすぎると落胆が大きいと思います。 でも「眼施」「和顔施」の如く優しい眼差しや柔和な笑顔で接してくれる人は多いと感じるはずです。 そういう国で何を目的に滞在するのか、しっかり決めて行くのが良いでしょう。
  6. 自立、自助、自己責任を忘れない。
    今回私はおばちゃん運転手のタクシーに乗りました。料金はRM25だったのでRM30を払って降りたのですが、RM5のお釣りが間違ってRM50をくれたのです。 マレーシアなら渡した方にも責任があるので、そのままでも構わないのですが、まだ発車せずに運転記録を付けていたので、説明してRM5のお釣りを申し出ました。 すると余程嬉しかったのでしょう、サンキュー、サンキューと何度も何度も繰り返し、最後にはアイラブユーと手も合わせていました。
    またペナンのスーパーではレジの打ち間違いは日常茶飯事らしく、その場でレシートを確認する人を良く見かけます。 そして客に間違いを指摘されても謝る光景を見たことがありません。 さらに財布は人前では見せないようにしましょう。財布の中身を虎視眈々と狙っている人が居ます。 私はその日に必要な額だけポケットに入れています。
    これらはひとつの例にすぎませんが、全において自己責任であると思ってくさい。 なお、ペナンでの滞在に少なからず力になってくれる、会費制の日本人サポートクラブ 「ココナッツクラブ」を利用するのも良いと思います。
  7. 可能な限り現地の人と交流しましょう。
    ロングステイをされている方には日本人村を作ってしまう方がいますが、出来れば可能な限り現地の方と交流しましょう。 日本の各地には国際交流協会があると思いますが、これがまさに草の根の国際交流だと思います。 私達は親しくお付き合いをさせていただく方に恵まれ、滞在がより楽しくなりましたし、滞在用の荷物を預かってくれる家族もいます。 こうした付き合いが縁で昨年は家族5人が来日してくれ、観光立国日本に少なからず貢献できたことは嬉しいことです。

    多民族国家であるマレーシアは互いに信頼し合って民族融和を願う「ワン・マレーシア」を提唱しています。 私達滞在者も一人一人がより親しみの持てる交流をし「ワン・ワールド」を目指したいものです。

何故か人気のマレーシア キャメロンハイランド ロングステイを考える

キャメロンハイランドをマレーシアの軽井沢と紹介している記事を多く見受けます。
そんなイメージで行くと大違いです。確かに道路事情だけは、昭和30年代のあの狭い曲がりくねった碓氷峠 と同じで、高速道路からキャメロンハイランドまでは、衝突の危険を感じるような、車酔いする悪路です。
先ず「ハイランド」ではありません。正確に言うなら 「Valley」です。
狭い、谷あいに小さな集落に、避暑地用のホテルが立ち並ぶ集落に過ぎません。
軽井沢のような平坦な場所は何処にもなく、辛うじてゴルフ場周辺のみが少し平坦になっています。
気候は、赤道直下のマレー半島としては、異常に寒いです。標高1600mの朝の気温は13度で、セーターは 必須です。
どうして、この土地が日本人ロングステイの地として人気なのか?


今回(2010年1月)、同行したのは五組のロングステイを志すご夫婦のグループでした。
交通の便は悪く、気温はセーター、上着 が必要なほど寒く、日常の生活に必要な大型スーパーマーケットもない、この土地がどうして人気 なのか、全員が同じ疑問を抱きました。


考えられる理由

1,イギリス人が植民地時代の昔から造った避暑地である為、昔から長期滞在者向けの 料金割引プログラムがあった事
確かに、今回滞在した、「エクアトリアル」やキャメロンハイランドの中心地タナ・ラタの「ヘリテージ」 には、一ヶ月以上の滞在者向けの特別料金や、お部屋が用意されていました。
2,日本人リタイヤーの大好きなゴルフ場がある。
一般ビジターでも、キャディフィーを含めて、3000円以内でプレー出来ます。
しかし、コースは18ホールのみなので、毎日、同じコース、同じグリーンでの プレーとなります。

私達はここにロングステイ出来るか?

カミサンを含め、全てのご夫婦の女性たちの意見は
「ホテルがタダで、その上お小遣いをくれる」、と云っても断る、でした。
何にもない所です。観光施設らしき、バタフライガーデンとか、ローズガーデンとか、ストロベリーファームとか 云っても全くの子供だまし、子供でも呆れる位のお粗末さです。それに一番重要な日常の買物のお店がない事です。 朝市にも行きましたが、「なーんちゃって朝市」詐欺的規模・内容です。
> 売りの紅茶プランテーション。
イギリス人がアジア各国に造った紅茶の街、スリランカの「ヌアラ・エリア」やインドの「ダージリン」 を知っている人は、がっかりを通り越して、哀れさを感じるほどでしょう。
マレーシア産の紅茶って日本で売っていますか?
結 論
ここは、ゴルフ好きの男性がせいぜい一ヶ月過ごす街です。
定年後のご夫婦が、あこがれの南国ライフをリーズナブルに、年金の範囲内で過ごす場所ではなく、日本の猛暑、極寒の季節だけ 日本を脱出して、ゴルフ・ホテルライフを満喫する比較的裕福な退職者層が住む別荘地です。

キャメロンハイランド情報リンク

キャメロン会  古くからある日本人クラブ ステイするには、ご挨拶が必要とか?
マレーシア国内高速バス  政府観光局のサイト
キャメロン会のサイトは、実際にロングステイされている方ならではの情報を発信しています。
そのなかで特に、Q&Aが充実していますので、 お役にたつ情報の一部を抜粋・掲載リンクします。 その他、現地へのアクセス・食料品の値段等、歴史ある古い会ならではの 細やかな情報が満載です。

質問:生活費用は月額幾ら位必要ですか?
回答: ロングステイブームのきっかけになったキャッチフレーズ「年金で暮らせる・・」 という意識は捨ててください。
人により生活費は異なりますし、またホテルに 滞在するか、アパートに住むかなどにより費用は様々です。物価は「訪問の 手引き」を参照してください。ただ言葉や海外生活の慣れ、不慣れによっても 大きく差が有ります。 また生活費だけでなく、往復の交通費や現地での趣味や教養費、移動費も 念頭に おいて計算してください。
質問:英語は必要ですか?
回答: マレーシアは英語を共通語としていますので、カタコトでも英語は勉強して おいたほうが無難です。言葉が不自由だと情報が少なく、無駄な出費に 繋がる場合もあります
質問:現地では会員の皆さんはどんな生活をされていますか?
回答: 半分以上の人はゴルフをされます。他国のコースでお世話になるわけですから エチケット、マナーには充分注意をするよう心がけています。会では週1回程度 マナーの研修を兼ねてコンペを行っております。 その他、画家の指導によるスケッチ、囲碁、女性だけの麻雀教室、歌声サークル、 絵画部、テニス、トレッキング、現地婦人会との交流を図る婦人部、写真部、 カードゲーム部などがあります
質問:現地にはどんな病院がありますか?
回答: 100床以上のベッドがある公立病院に医師が5名います。大方の病気は ここで治療してくれますが、重篤な場合は80km離れたイポーの スペシャリスト病院へ救急車で搬送します。今までに発生した重篤な病気は 脳梗塞、心筋梗塞、骨折などすべてイポーへ搬送、入院しました。 手術することが予想される場合は、デポジット数万円が必要です。 外国での病気は言葉の問題などで、重篤な場合は日本から医師、看護師 など呼び寄せることもありますので、旅行保険は救援者費用に充分な金額 の保険をかけることをお勧めします。 一例では、脳梗塞で現地の病院に25日入院、日本から医師、看護師、 家族を呼びよせ、日本の病院へ転院したとき300万円ほどかかりました
質問:不動産の購入
回答: 過去には詐欺事件も発生した事が有りました。 「会」は不動産の購入には一切関与いたしません。 どうしても購入されたい方は現地の弁護士と相談して、あくまで自己責任で 行ってください。

私達夫婦が考える定年後の海外ロングステイ候補地の条件

  地域条件

  1. 日本から直行便が飛んでいる事
  2. どんなに良い国、場所であっても遠かったり、乗換えに不便だったりしてはいざと云う時に動けません。 いざと云う時とはどんな時? 病気・政情・夫婦げんか・国内の親戚、友人の冠婚葬祭など、年を取れば 色々な事が起こるものなのです

  3. 暖かいところ
  4. あまり暑くても困りますが、少なくとも日本の冬着が不必要な国・場所は必須条件でしょう。
    ロングスティの条件に、日本の四季の移ろいの美しさを求めるのは過剰要求です。

  5. ローマ字表記の言葉の国
  6. 言葉は長期滞在するに当たって大きな問題です。スペイン語がかなり出来ると云ってもTVのアナウンサーがしゃべって いるのが100%理解できる訳もなく、英語は旅行には不自由しなくても、細かな不動産契約は出来ないし、ましてや現地 の言葉をこれから最低限、コミュニケーションとれる程度に学ばなくてはならないのです。

    コミュニケーション?・・・
    TV番組を見ていると必ず登場するのが、現地家族とのふれあい風景です。が、・・・・・・普通ありえません。私たちはただの エトランゼ・通過客・一時滞在の金払いの良いお客さんであって、心触れ合うお友達になるには、長い滞在と信頼と語学力が 必須なのです。50才を過ぎて言葉は自然には絶対に覚えません。
    50代・60代で新たに学ぶのに、ローマ字以外=例えばあのタイ文字、を学ぶのは大変です。少なくともローマ字表記の マレー語・インドネシア語・タガログ語・ベトナム語なら今からでも何とかなります。
    この条件で行くと、私の大好きな小乗仏教の国タイ・ラオス・ミャンマーは除外されてしまいます。

  7. 物価の安い国?
  8. 少ない蓄えで生活するのですから、物価が安いに越した事はありませんが、そう大きな問題とは考えておりません。 TV番組はワンパターンで、市場に出かけて「安い・安い」の連発、そして必ず出てくるプール付き豪邸の安さを強調します。 現地の言葉が出来ない、日本のスーパーでしか買物をした事がない、衛生観念が全く違う日本人奥様は先ず一週間で ギブアップして、高い日本食品を扱う高級スーパー通いになりますし、プール付き豪邸の広さに戸惑い、掃除が嫌になり 夫婦二人の生活にどの程度の広さが一番快適か、悟ることになります。 現地物価の安さだけで定住、ロングステー先を選らぶ傾向がありますが、「人はパンのみにて生きるにあらず」です。
    その土地に立って、この町で二週間・一ヶ月・三ヶ月どうやって夫婦二人で過ごすか?、時間を潰すかをシメージして見るのが、一番です。
    TVは毎日「NHK衛星放送」、美味しいケーキ屋さんも、便利な図書館も、お惣菜屋さんもなく、ましてや親しい趣味のサークルメンバーも いない土地に、果たして奥様は、何週間耐えられるか?
    生活物価が安いに越した事はありませんが、団塊の60代の御夫婦にとっては、「質」も大きな問題なのです。
    物価のマジック
    マスコミ報道では、「年金を貰いながら貯蓄出来る」なんて云ってますが信用してはいけません。生活費の計算方法が違っています。 。生活費の中には、現地・日本間の飛行機代など諸経費が含まれておりませんし、何よりも日本に残してきた基本的に生活に必要な 家・車の維持費(各種公共料金の基本料) ・税金・保険は発生し続けるのです。各自相違はあるでしょうが現地のアパート代以上は かかるはずです。

  9. 白人ではない国
  10. ゴミ一つ落ちていない道路・美しい街並み・木陰が涼やかな並木道・白砂のビーチ・しゃれたカフェテラス、旅先でそんな街並み を見て、こんな国に住んでみたいなと思うのは、当然です。
    しかし、旅するのと住むのは別です。 これらの国々は総じて、白人国です。ハワイ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・スペイン どんなに日本が経済大国であっても、技術先進国であっても、貴方が金持ちであっても アジア人なのです、今まで普通に日本人 として暮らし、お客様として旅行してきた時には感じなかったものが、住んでみると必ず感じます。 人種差別とは云えない軽いものかも知れませんが、歴然とそれは存在します。TV番組のなかのようにお隣近所の白人ご夫婦を パーティーにお誘いして本当に楽しめますか?、少なくとも私達夫婦には出来ません。
    私達夫婦にとっては、何ら肩を張らずに住めるアジアの仏教国が一番水があっているようです。

  11. 結論
  12. 旅は、「非日常の世界」であるのが、一番です。旅が生活の一部となってしまうと、苦痛かも知れません。
    40代後半の頃、夫婦二人で休職して、一ヶ月コスタリカに安住の地を求めて滞在した事があります。夕方街に灯が燈る頃が一番嫌でした。 家路を急ぐ人は全て他人、私達には帰る家は、ホテルの一室。今晩は何処で何を食べようか?、美味しいお蕎麦が食べたいけど 日本食は高いしね。明日は何処へ行こうか? 美しい海も、古代遺跡も、熱帯雨林も、希少動物観光も飽きたね。そろそろ、あの喧騒の日本へ帰ろうか。
    理想は、ミドルステイ、日本の大都市近郊の静かで・便利で・自然溢れる場所に生活基盤を 置き、「好きな時に」「好きな場所に」「好きな時間だけ」過ごせれば良いね。

何故か人気のマレーシア ペナン ロングステイを考える

バンコクのチェンマイと並んで、何故かこのマレーシアの ペナンが中高 年の定年後 海外ロングステイ地として人気があるのです。

その理由の一つには、日本のTV局が団塊の世代の定年を見据えて、老後 の生き方として「海外移住」取り上げ、やはり国民性で移住が旨くいか ないと知ると、今度はロングステイ「ロングステー」を求めて各地に取材に出た時に 都合よく、ペナンH氏という長い間定住している方を知り、この方 を通して各局が取材をしました。ですからどの局の番組にもこのH氏は登 場しますし、今では旅行会社がこのH氏がコーディネートする擬似ロングステイ・ロング ステーのパックツァーも扱うようになりました。

確かに、それまで海外旅行とは云っても短期のPAC旅行しか経験のない人 々にとっては、こう云った現地事情に明るい方のお世話になるのが一番・ 最良の方法であると私も考えるのですが、しかし、なかにはこのH氏の事 を良く言わない人もいます。何もしらない日本人相手に暴利を得ていると か、食い物にして生活しているとか、など等・・・・

確かに、そう云う日本人相手のブローカー的日本人は何処にでも、そして 大勢存在します。かなりのコミッションも要求します。日本人の性格はし て、海外でお世話になる日本人がこれらの行為で儲けている事を知ると、 上記のような反応を示すのですが、それは間違いです。情報なり時間の 代償を払うの当然であり、嫌なら自分で全てをやれば良いのです。
結局のところ、海外移住にしても、定年後 海外ロングステイにしてもかなりの旅の経 験とか、語学力とか、過去に海外での生活経験があるとかがないと、かな りの確率で失敗します。
だだし、確実に成功する秘訣がたったひとつあります。
貴方がお金持ちである事です。

マレーシアロングステイのテレビ番組の報道姿勢  シニアの為の楽々海外生活だって?

2012年12月、NHK土曜夜6時のワールドニュースと、BS朝日日曜日夜の ニュース番組「世界は今」のなかで、立て続けにマレーシアを目指す 子育て世帯と、すでにリタイヤして、クアラルンプールにお住まいの ご夫婦の生活などを紹介していました。
29日にはBS日テレでは、マレーシア「コタキナバル」にお住まいの何組かのご夫婦を紹介していました。

団塊世代リタイヤ後、定年退職世代のロングステイ願望を受けて、マスコミ 各社はこのような番組を多く提供して提供しています。
私が55才でリタイヤした2003年から、自分たち夫婦のロングステイの軌道をwebに掲載しだして10年、マスコミ各社より取材依頼を何度かあり、カメラなしの取材ならOK と云う条件で担当者と会ったことがあり、報道姿勢について何度が苦言を呈したことがあります。
ほとんどのTV局の内容は同じで
    物価が安く、日本の年金内で暮らせる
    リタイヤメントビザのハードルが低い
    英語が通じる
    医療機関が充実している
と云う内容です。

しかし、短期の旅行と違って実際に海外に住むとなると、そう簡単なことでなく、色々な ネガティブの問題、経済的にも単純に家賃・食費だけを比較できないなどを説明した時、 TV局番組担当者が云った言葉を今でも忘れられません。
「この番組は娯楽・旅番組」であって、報道番組ではありません

NHKの報道、子供国際感覚を育てる為に
土曜夜6時のワールドニュースですから、立派な報道番組です。
このなかで、日本の学校教育、その後の就職環境に不安を感じた若いご夫婦が 、物価が安く、英語を第二母国語としているマレーシアに住む生活・様子をリポートしているものでした。
確かに、現在のグローバル化社会の流れで子供に英語を習得させたいと願っている親は多いです。 私たちの世代ですと、英語留学先はネイティブ・マザータンの国である、英国・米国と決まっていました 、それもなるべく日本人学生の少ない都市が良いと云う感覚でしたが、2012年、多く耳にするのが フィリッピン・マレーシアなどの英語を母国語としない、旅費・滞在費・学費の安い国が増えています。
これら現地の語学学校を運営しているのが、韓国企業で、生徒の半数は韓国人短期留学生で、韓国の格差社会を反映しています。

番組に登場したご家庭は、まだ幼児のお子さんの国際感覚・英語を身につけさせる 為にクアラルンプールのインターナスクールに通わせているそうです。ご主人は日本に残り 月に一度、マレーシアにやってくると報道していました。
これと同じ内容を韓国・中国の現代事情というニュースで見たことがあります。
日本も韓国・中国と同じような社会構造に近づいているのか、という危惧がない訳でもないですが、 このニュースを見た私たちと同じ世代の受け取りかたは、現役子育て世代の方々には失礼かも知れませんが、冷笑・失笑・苦笑 という言葉が一番似つかわしいでしょう。
定年リタイヤ世代がロングステイの地として物価の安さ?・英語圏?・安全面から見ていたマレーシアを、若い世代は子育ての地として 選んでいる。でも物価が安い?・英語が通じる?、本当にそう信じているの!!

同じ世代の方々が投稿している みんなの情報掲示板で 色々なコメントが寄せられていますので、ご覧ください。


BS日テレ「シニアのための楽ラク海外生活」マレーシア・コタキナバルの番組
この番組を見て、ハワイ島のヒロの辺鄙な荒れ地を高級リゾート住宅地として日本人シニアに売った不動産会社の宣伝ビデオを思い出しました。 盛りを過ぎた芸能人夫婦をレポーターとして使い、如何に素晴らしい土地で、安く、ストレスなく、楽しく過ごせるかを強調しているもの です。
詳しい、客観的な数値データーは何もなく、ロケーションの地図さえ示さないものでした。結果的にはこの販売会社は自己倒産し、 住宅建設を依頼したものの、荒れ地のまま現在に至っています。

コタキナバルですか
> 勿論、何度か行ったことがあります。しかし、ロングステイ候補地としてではなく、ボルネオ観光の基点の街としてです。
2000年当時、成田よりの直行便が飛び始めた時期です。
日本人の間ではコタキナバルはボルネオ島の森林資源の輸出港のイメージから 徐々にキナバル山を中心した観光と、日本人をターゲットとしたゴルフ場開発に向けて動き出していた時期で、如何にも観光・不動産会社関係者らしき 人物たちが、一軒だけあったリゾートホテルに宿泊し、ゴルフバッグを担いで出て行く姿を何度もみかけました。

29日の番組を見て、12年振りの町の変貌とこの町に集まってくるリタイヤシニア層にびっくりしました。
コタキナバルがリゾート地なんですが?、あの何の変哲もない海が・・・、確かにキナバル山と云う名峰や、オラウータンが住む森などの 自然は豊かなのですが・・・・
リポーターのコメントは番組ディレクターの台本なのでしょうが・・・月に15万円の生活費、週4回のゴルフ、一千万円台で購入した海が見える マンション・市場へいけば安いフードコート、「日本では考えられない、羨ましい生活・リタイヤライフ」と 持ち上げていますが、本気でこの生活が羨ましいと思う方はどのくらいいるでしょうか?

月に15万円の基本生活費なら、日本国内何処でも生活できます。
言葉の不自由さもなく(英語が通じるのはマレーシアの大都市のごく一部だけです。)、親しい友人にいつでも会え、デパ地下も、 ヤマダ電機も身近にあり、美しい四季のある日本で15万円の基本生活費で成り立ちます。

確かに、報道番組ではなく、娯楽・旅番組なのですから、仕方ないのですが。
定年を前に、退職後の一時期海外ロングステイを本当に真剣に考えて、ご自身の責任で調査・下見を何度かしている方なら、 この番組では報道されていない、数々のネガティブの面を思い起こすでしょうが、海外ロングステイを一つのトレンド・憧れとして見る 方々に対しては、ハワイ島のヒロの分譲地を売った不動産屋と同じ姿勢の番組にみえてきました。
視聴者は賢明ですから、このまま真にウケないでしょうが・・・、シニアのための楽ラク海外生活 と云うタイトルは止めて欲しいものです。

BS朝日「世界は今」の報道、定年後のリスタートをクアラルンプールで
このニュース報道番組のなかで、60代後半のご夫婦のクアラルンプールでのロングステイ生活が紹介されていました。
【住いと一ケ月の生活費】
お住まいは、クアラルンプールの夜景が見渡せる市内の賃貸コンドミニアムで家賃は、6万円代、一ヵ月の生活費は凡そ17万円と、 平均的な日本の年金で十分やっていける金額とおっしゃり、ご主人は、日本人ドクターのいる病院で診療を受けていて安心、ロングステイ 中の医療費は、海外旅行保険でカバーしているとの報道でした。

生活費が凡そ17万円
この金額17万円は、純粋にクアラルンプールで生活する1ヵ月の費用であり、私たちが考える老後に必要な1ヵ月の生活費ではありません。
東京と比べれば確かに安いのですが、海外移住ではなく自宅を処分せずのロングステイとなると、セカンドハウスを持つことと同じで、 海外の家賃分は退職後の生活費にプラス加算になる上、日本の自宅の 諸経費・税金は常に発生していて、経済的理由でのロングステイとは相反します。
老後の生活費としては
・不動産の固定資産税・住民税・国民健康料・車にかかる経費
・残してきた自宅のガス、水道、電気などの最低料金・NHK受信料など
・そして趣味のサークルなどの会費、など海外に居ても発生する経費は多いのです。
特に、気になったのが医療費と往復のチケット代です。
【1年間の海外旅行保険って幾らするの?】
どのロングステイ番組にも共通するのが、日本並みの医療レベルが、日本語で受けられる病院が 整っており、海外旅行保険でカバー出来ると、紹介しているとです。
では、夫婦二人、1年間の海外旅行保険はいったい幾らかかるのか?
調査によると、医療を中心に考え、死亡時を0円に設定した場合、夫婦二人で一年間252,880円必要となります。
他に国民健康保険も 払う必要があります。これは現地滞在費に含めないといけません。
海外旅行保険については、海外旅行保険の基礎知識当サイト内で詳しく解説しています。

【日本・マレーシア間 1年オープンのチケットは幾ら】

1年間オープン・直行便のマレーシア航空の正規割引航空券は、燃油加算料込で一人256,000円します。
通常、私たちが2週間程度滞在に使う、乗継便の往復60,000円の常識からすると、何時でも何かあったら、日本に飛んで 帰れる種類の航空券は、高いのです。
航空券データーの検索は当サイトのトラベル子をご参照下さい。
この二人分航空券を1ヵ月分にすると、新たに43,000円追加が必要になります。
本気で1年間クアラルンプールに住まおうとしたら、航空券に関しては色々な方法は存在するのですが・・・、現地で調べるか 自分で考えてみて下さい。
【生活物価は本当に安いか 】
一般的な庶民の市場での見学で「安い」の連発は今までの番組と同じですが、奥さんの言葉と衛生面の不安から、市内の日本食を扱う高級スーパー を訪れ、日本食品の高さや、一般野菜の意外な高さにびっくりする様子は、今までのロングステイ番組にはなかった事です。
マレーシアは熱帯・亜熱帯に属する、年がら年中暑い国なので、温帯・亜寒帯で生産されるような野菜は、輸入か或いは遠隔地より入ってくるので、 クアラルンプールやペナンでは、日本より高いです。

【ここでどうやって老後を過ごすしているか?】
昔の番組構成でよくあった、現地の人々との交流と云う夢物語ではなく、今回は実際の生活が垣間見えました。
日本人定年退職滞在者は、ほとんどが同じコミュニティに所属して、仲良しクラブの如く、悪く言えば昔の村社会の如く暮らしている様子が TV画面から通して解ります。
「英語・マレーシア語クラス」・「ゴルフ」・「ダンス」・「マージャン」・「俳句」・「旅行クラブ」・・・・・・と、全く日本のシニア地域コミュニティと同じ です。

【結論らしきものが見えてくる】
NHKワールドニュースの後半は、ジョホールバルに2,700万円のコンドを購入されお住まいの50代女性を紹介していました。
日本にかなりの不動産をお持ちで、そのあがりで御一人で暮らしており、英語・中国語の教室に通われいる風景が映し出されていました。 この方が幸せかどうか知りませんが、経済的な面だけで云えば・・・異国に住まいを構え、何不自由なく暮らして行くには、日本の年金だけでは、 長期ロングステイは難しいです。日本とほぼ同じような生活レベルで住もうとしても、日本の物価の1/2の国は世界には存在しません。

※蛇足
クアラルンプールは大都会です。生活するすべは全て揃っています。
しかし、日本人ロングステイを目指す人々が抱く、南国の透き通った青い空・美しいサンゴ礁の浜辺は存在しません。年間とを通して本州の7・8月の蒸し暑い 季節と思って間違いないです。

クアラルンプールの行き方 東京・クアラルンプール間の値段の比較


2010年暮れ、待望の羽田空港の国際化とともに、海外節約旅行ファンの誰もが待ち望んでいたアジアのLCC(ローコストキャリァ)のパイオニア 「エァーアジアX」が登場しました。

当日のキャンペーンフライト価格は、5000円でした。
日本のマスコミ各社は、衝撃の価格設定と報道しましたが、旅行会社の実務者や、アジアの旅 を知り尽くしている、私たちのようなリタイヤ節約旅行者にとっては、キャンペーン価格としては意外と高いと、感じました。
なぜならば、私達日本人が通常目にしている海外航空券の値段は、特に別記していない限りは、往復の値段です。しかし LCCの価格は、片道価格が常識です。
と云うことは、羽田とクアラルンプール間の往復価格は、日本円で10,000円+空港使用料となります。確かに 10,000円は安いのですが、「エァーアジアX」の就航祝いキャンペーン価格としては、 もっと安くてもよかったのではないでしょうか?
「エァーアジアX」の通常価格はいくらなのでしょうか?
平成23年1月9日購入、2月27日搭乗を想定して、オンラインで調べてみました。
参考サイトエァーアジアX

 エァーアジアX 37,756円 燃油・諸税込
 設定 出発2月27日 帰国 現地3月6日
 往路 羽田発 23:45 KUL着 翌日06:30
 復路 3月6日 KUL発14:40  羽田着 22:30

2月27日のエァーアジアのノーマル片道は1か月以上前の1月9日購入で、片道17,000です。
ここで、予定を出発日を翌週の1月16日、復路を1月23日にすると、どうなるでしょう。

 エァーアジアX 59,756円 燃油・諸税込
 設定 出発1月16日 帰国 現地1月23日
 時間は同じ 往路価格35,000円+空港税
 時間は同じ 復路価格21,000円+空港税

早く予約すればするほど、表示正規料金は安くなります。
※エァーアジアXの羽田便は火・木・日の週3便のみの運行です。
それでは、通常の航空会社の値段を同一日で比較してみましょう。

 中華航空 36,600円 燃油・諸税込
 設定 出発2月27日 帰国 現地3月6日
 往路 成田発 16:30 台北着 19:30 (台北泊)
     2月28日 台北発 08:20 KUL着 13:00 
 復路 3月6日 KUL発14:20 台北着 19:00 (台北泊)
     3月7日 台北発16:50  成田着 20:45

2011年1月9日の調査(トラベル子)で、LCC「エァーアジアX」よりも安い価格が WEB上に掲載されています。
参考サイトトラベル子ちゃん
但し、台北で乗り継ぎが条件の上、同日乗継ができません。一旦空港外に出て、宿泊すると、空港利用税が往復二度と 二泊分のホテル代が、上記料金にプラスされます。
それでも、やはり中華航空は安し、同日乗継可能なアジアの都市も多いです。
このサイトの台湾ロングステイのページに、台北乗継可能な都市への中華航空フライトスケジュール を掲載していますので、参考にしてみて下さい。
それでは、直行便はないか、沢山あります。
 Jalウェーズ 46,050円 燃油・諸税込
 設定 出発2月27日 帰国 現地3月6日
 往路 成田発 11:45 KUL着 18:10
 復路 3月6日 KUL発22:50  成田着 翌日07:00

夜フライトは嫌、往路復路ともに昼間飛びたい。あります。少し高いですが・・・
 マレーシア航空 54,000円 燃油・諸税込
 設定 出発2月27日 帰国 現地3月6日
 往路 成田発 13:30 KUL着 20:05
 復路 3月6日 KUL発11:00  成田着 18:40

マレーシァのナショナルフラッグですから、飛ぶ時間帯も、旅がしやすい 時間となっています。
同じ条件で同じ日を比較すると、確かにLCC「エァーアジアX」は、最安値のJALウェーズよりも 往復で1万円安い事が解ります。(予約日が1か月前以上)。
しかし、単純に比較できない要素が沢山あります。

2013 クアラルンプール・ペナンお試しロングステイの旅 シュミレーション
10日間二人で20万以内は可能か?

ここ数年、マレーシアに行く機会がなく、マレーシアロングステイの情報ページの更新もしていないので、 久しぶりにこの秋、2013年のクアラルンプール・ペナンのロングステイ事情をウォッチングしようかと、机上のプラン をネットに向かって調べてみました。

私たちリタイヤして10年、60代半ばに達っしようとしている団塊夫婦が、今後マレーシアに長期ロングステイする ことは有りません。あくまでも取材・ホームページの更新が目的なので、費用は極力抑えようと、とりあえず二人10日間 でコミコミ20万円と設定して、プランを考えました。
大きな経費は言わずもがな、航空運賃とホテル代です。
日本・クアラルンプール間飛行機代
格安・乗り継ぎの便はありますが、しかし、何と言ってもマレーシアに拠点を置く、エァアジアの安さには及びません。 試算は7月1日に予約すると仮定した、10月20日深夜羽田発、10月31日深夜羽田着のもので、もちろん二人合計、燃油加算・空港使用料など諸税込の 値段です。二人で日本円払い50,480円です。
エアアジアは原則、早い段階で予約するほど安いです。ちなみに7月1日に翌週の7月8日発、帰国15日を入力した時の二人合計は、142,480円 とかえって一般航空会社より高くなりますので、ご注意ください。


マレーシア国内線 クアラルンプール・ペナン間飛行機代
LCCが最もお得意とする国内線ですから、バス代並みの料金で往復二人で196リンギット1リンギット32円として
6,300円です。


クアラルンプール4泊のホテル ホテルセントラル
クアラルンプールは公共交通の便の良い大都市ですから、ほかの観光地と違って三ツ星クラスのビジスホテルが多く存在 していて便利です。ホテルセントラルは一度泊まったことがある、街歩きには大変便利なロケーションで、KLセントラル 駅から徒歩圏、アップルワールドのお勧めマークも付いていて、4泊税込で17、600円朝食はついていませんが、一歩 外に出れば、清潔な日本並みのファーストフード店はいくらでもあります。
ホテル検索・予約サイトのアップルワールドの良い点は、すべて税・サービス料金込みを日本円で表示しており、お勧めマーク はかなり信用できる点です。


ペナン4泊のホテル シティテル・ペナン
シティテル・ペナンは、ペナン島北部の海岸リゾートホテルではなく、ペナン島の大都市ジョージタウンの便利な場所の ホテルのようです。ここは泊まったことがなく知りませんが、街の中、アップルワールドお勧めマークがついた四つ星 ですから、そんなに外れはないでしょう。4泊税込で29、200円朝食はついています。


さて、実際幾らになったか?

 羽田・クアラルンプール往復 エァーアジア 込み込み料金 二人分 50,480
 クアラルンプール・ペナン往復 エァーアジア 込み込み料金 二人分 6,300
 クアラルンプール・ホテルセントラル 4泊税・サービス込 17,600
 ペナン・シティテル ペナン 4泊税・サービス込 29,200
 LCCターミナル・市内移動費 スカイバス利用 (8.1+8.6)X2 ※1 1,100
 ペナン空港・市内移動費(タクシー) MR40×2回=MR80 2,560
 実質滞在日9日×移動費・食費・その他(一日の目安 200RM=6,400円) 57,600
 ここまでの小計 165,000
 宿泊予備費(深夜着、帰りの電車に間に合わなかった場合) 10,000
 国内交通費を加えた二人分 総合計  180,000

モデル日程表

日 数 日   程 宿 泊 地
一日目 羽田発 23:45 エァーアジア D70523  機内
二日目 クアラルンプール着 06:10 スカイバスで市内へ、
ホテルに荷物を預けて観光
 クアラルンプール
三日目 自由にクアランプールを暮すように楽しむ  クアラルンプール
四日目 自由にクアランプールを暮すように楽しむ  クアラルンプール
五日目 自由にクアランプールを暮すように楽しむ  クアラルンプール
六日目 ゆっくりチェックアウト、スカイバスで空港へ
エアアジア国内便でペナンへ。空港から市内はタクシー
 ペナン
七日目 ペナンのロングステイ事情を調査・観光  ペナン
八日目 ペナンのロングステイ事情を調査・観光  ペナン
九日目 ペナンのロングステイ事情を調査・観光  ペナン
十日目 ホテルを朝チェックアウト
タクシーで空港へ、国内線でクアランプール空港へ
クアラルンプール発 14:45エアアジア D70522便 羽田へ
羽田着 22:30 自宅へ
 

ロングステイを実行する前に、当然ながら数回マレーシアに行くと思います。
最初は、このサイトの投稿記事マレーシア・ロングステイお試し8日間パックで良いと思います。
しかし次からは航空券から始まり、マレーシア国内の移動・宿泊の手配などすべてご自身の手で行うことをお勧めします。これも 海外ロングステイへのオンジョブ・トレーニングのひとつです。旅行社まかせの旅は、トラブルも変更も回避、或いは解決してくれますが、 個人の責任である自由旅行は、すべて自分解決しなくてはなりません。
実際に、実質9日間、何の予定もガイドもいない、暮らすように滞在することによって、旅行と生活することに違い、外国人であることを実感 するなど、貴重な体験になると思います。
気を付けていってらっしゃい。

※1
クアラルンプールのLCCターミナルは、一般航空会社とは別の場所です。お気を付け下さい。
詳しくは当サイト内のエアアジアLCCターミナルをご覧ください。
エアアジアで到着した場合、一般空港に移動してKLIAエクスプレスで市内へ行く方法もありますが、時間とお金のムダです。  KLIAエクスプレスは 日本の成田エクスプレスと同じで多少早いものの、料金は高く片道35MR(1,120円)です。一方スカイバスはLCCTから市内まで8.1RM(260円)、市内から 空港へ8.6RM(275円)と変則的で、時間も多少かかりますが、絶対安く便利です。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
クアラルンプール空港スカイバス情報
KLIAエクスプレス

LCCターミナル

日本のLCC空港として、話題になっている「茨城空港」は、都心からはるか遠くにあり、訪れる人たちはびっくりしているでしょうが、 クアラルンプールの「エァーアジアX」のターミナルは、国際ターミナル隣接していると云っても、 数十キロ離れています。
確かに、国際空港の敷地内で隣接していると云っても、直接結ぶ道路がなく、迂回しなければなりません。
KLIA(クアラルンプール国際空港)とLCCT(格安航空会社空港ターミナル)を結ぶエアポートライナーバスは20分に1本の割合で運行しています。 利用料金は1リンギ50セント(1リンギ=32円)。約20分で到着します。
お金はたいした事はないのですが、6時30分の早朝に到着して、市内へのアクセス口であるKLIAへの移動と国際線ターミナルから比較すると かなり大変です。

何でも別料金
既に、いろいろと話題になっていますが、当然ながら機内のサービスは限られます。
  機内食は有料
  TV・音楽・雑誌も有料
  ブランケットも有料
  スーツケースは15Kgまで、それ以上は有料
確かに、今まで余分なサービスにお金を支払っていたのでしょう。しかしスーツケースは15Kgまでは、結構キツイです。 それと、ターミナルが遠いのも。
私達の年齢、滞在型の旅のスタイルを考えると通常航空会社との料金差であれば、敢てLCCである必要がないのでは?
でも、神奈川県民にとっては、羽田は魅力だな!

読者投稿記事 お試し ロングステイ疑似体験ツァーに行ってきました。

当サイトをご覧になっている東京都江戸川区Mさんより、ロングステイ見学ツァー体験記の寄稿文いただきました
2011年10月に下記の日程による二人催行ツァーに参加された感想・紀行文を、ご本人の了解を得て掲載します。
費用は、(ツァー代金+空港税+燃油サーチャージ)×2=約320,000となり、普段個人自由旅行をされているMさんご夫婦には、かなり高額と感じられたようです。
確かに、航空券と同一レベルホテルをインターネットで個人手配した場合に比べれば、なんでこんな値段がはじき出される のか、首を傾げる値段ですが、第一回目の下見・調査旅行では仕方ないのか?と思います。
チケット個人手配の場合は、当サイトの東京・クアランルンプールチケットの値段比較参考にして下さい。

ロングステイ体験ツァーパンフレットの内容



☆自然派に人気のコタキナバルと大都市クアラルンプールに滞在。特徴のある2都市でロングステイ体験を!
☆コタキナバル生活オリエンテーション(昼食付)にご案内いたします!!
・日常生活に必要な買い物場所の案内!
・朝市、スーパーや病院、クリニックの紹介と説明!
・中長期滞在用のホテル、サービスアパートメントのご説明!などなど・・・内容もりだくさん!!

☆クアラルンプールの生活オリエンテーション(昼食付)や不動産視察セミナーにご案内いたします!!
・電車やバスの乗り方、病院などのご説明をいたします!
・スーパーや日本人会の視察!
・コンドミニアム物件などの視察!などなど・・・内容もりだくさん!!

☆延泊も可能です。最大10泊まで滞在できますので「他の都市へも行きたい!」方へアレンジも自由自在!!

日程 予定 食事 宿泊地
午前:マレーシア航空でクアラルンプール乗換えコタキナバルへ
夜又は深夜:着後、専用車にてホテルにご案内いたします
宿泊 PROMENADE HOTEL
- - - コタキナバル
午前:コタキナバル生活オリエンテーションにご案内いたします
(昼食付/所要:約4時間)
  • コタキナバル、社会の概略説明と生活に必要な基本情報の提供
  • 日常生活に必要な買い物場所の案内
  • 銀行口座の開設と利用方法の説明(銀行口座開設方法の説明のみとなり、開設はいたしません)
  • 中長期滞在用のホテル、アパートの説明
  • コタキナバルの町の概略説明
昼食をお楽しみください
下見終了後、ホテルへご案内いたします

宿泊 PROMENADE HOTEL

コタキナバル
終日:フリータイム
※海と山の大自然を満喫できる各種オプショナルツアー等でお楽しみ下さい
宿泊 PROMENADE HOTEL

-
-
コタキナバル
朝食後、空港へご案内いたします

午前又は午後:空路、クアラルンプールへ

午前又は午後:着後、専用車にてホテルへご案内いたします

(チェックインは15:00頃となります)

宿泊 PRINCE HOTEL & PRESIDENCE


-
クアラルンプール
午前:クアラルンプール生活オリエンテーションにご案内いたします(昼食付/所要:約4時間)

・クアラルンプールのご説明
・中長期サービスアパートメントのご説明と視察
・日本人の方が安心して利用できる病院や日系スーパー、大型ショッピングモール、日本人会の視察

昼食をお楽しみください

下見終了後、ホテルへご案内いたします

宿泊 PRINCE HOTEL & PRESIDENCE


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クアラルンプール
午前:クアラルンプール不動産視察セミナー(所要:約3時間)

2~3件の1年以上長期賃貸コンドミニアム物件などを視察します

視察終了後、ホテルへご案内いたします

宿泊 PRINCE HOTEL & PRESIDENCE

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クアラルンプール
出発までフリータイム

(チェックアウトは12:00となります)

夜:専用車にて空港へご案内いたします
深夜:マレーシア航空直行便にて帰国の途へ

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宿泊 機内泊
午前:着後、空港で解散

【ご案内】
2・5日目の生活オリエンテーション及び6日目の不動産視察セミナーは 日曜日及び現地祝日にあたる場合は 下見先が変更になる場合がございます。予めご了承願います
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読者Mさん投稿 ロングステイ体験ツァー参加レポート

コタキナバアル、クアラランプール各4日づつで視察してきました。
テレビなどでやっていた内容と部屋の金額がかなり違います。
コタキナバルの家賃が7万から15万くらい、クアラランプールは18万から30万くらいでした 利便性はもちろん首都のほうが勝っていましたが、人の温かさは、コタキナバルのほうが勝っていたように思います、 短い時間でしたので、会った方がたまたまそうだったのかもしれません。

クアラランプールはここ1年くらいで ものすごく治安が悪くなったそうです、特にひったくりが横行して被害も多いとの説明でした。

クアラランプールで気にいったマンションは20万でワンベットルーム、エントランス、 タクシーカウンター、ジム、プールランドリールームー、部屋の掃除、等々、ほとんどホテル 、警備も厳しい所でした、
そこ以外で行ったところは、コタキナバルもクアラランプールも全て3ベットルーム、 1ベットルウームはほとんどないとのことでした。

日本人会、戸建売り物件見学はパスさせてもらい、1日ホテルで休養を取りました。
コタキナバルで、ツアーを買い、野生のテングザルを見に行きました。エイジェントからかうよりも ホテルのツアーデスクのほうが値段が安いようです、しかしながら、往復6時間半の暴走バンには驚かされました
その上その運転手が、ボートに乗りガイドを始めた時は、帰りの車が余計怖くなしました、 知っていたら行きませんでしたし、お勧めはできません。
食べ物はコタキナバルのほうが私たちには合っているような気がしました、 クアラランプールのほうが少し味が濃いような、たまたま行ったところがそうだったのかもしれませんが、 コタキナバルのプロムナードホテルでの朝食は 毎朝、マレーシア料理をチョイスして、毎朝お皿いっぱい食べて飽きませんでした、たまたまかもしれませんが。 病院も思っていたほどのレベルではないようで、日本語が使えるのはクアラランプールだけでした

一番つらかったのが、アルコールの値段です、他の物に比べると、かなり高かったからです。
これから、連れ合いが退職するまでに8年あります、年に1回程度しか海外に行けませんが、しばらくは 候補地を回ってみようと思っています、もちろんこれからはまた自分たちのアレンジで行くつもりです、 13年ぶりのツアー旅行でしたが、やはり疲れました。
マレーシアは決して住みにくい所ではないなというのが私の感想です、連れ合いは、8年先の事なので あまり真剣ではありませんでした。
以上マレーシァロングステイ体験ツァーレポートでした。

もっと詳しく内容はMさんのブログをご覧ください。
当サイトでは、引き続き実際に現地で生活されている方や、体験記を多くのロングステイを目指す人々に読んで、知っていただくために、 掲載の場をご提供しています。
但し、商用・勧誘・販売等に係る記事・リンクはご遠慮下さい。

定年後 海外ロングステイ クアラルンプール

KL(クアラ・ルンプール)は大都会です。
ペトロナス・ツィンタワーは世界一の高さ(452m)ですし、KLタワーは421mで世界で4番目の高さを誇っています。街は高架電 車LRTと普通路線KTMが走っており、英語も第二標準語として小学校から学んでいるのでかなり通じますので、アジアの大都市 なかでシンガプールと並んで安心して一人歩ける街の一つです。
治安面でも、他の都市に較べて安全でしつこい物売りとか、ホームレスも見かけませんでした。しかし現地の人に聞くと、最 近、西南アジア・中近東からの出稼ぎ労働者が増えて悪くなったと嘆いていました。
生活は東京と較べてそんなに不自由するとかはなく、同じようなレベルの生活をしようと思えば出来る都市なのです。当然全 く同じ生活をすればコストは当然の如く高くなります

このWebサイトで何度も、しつこく書いていますが、TV番組或いは定年後 海外ロングステイノウハウ本は、物価の安さ特に食費の安さだ けを比較して生活し易いと勧めておりますが、生活費に占める食費はタカが知れているのです。次に大きな比重の住宅費です が、これだけの大都市ですから、外国人の私達が安全に便利に暮らそうとなると、 そんなに安い物件は期待出来ません。
クアラルンプール 市内交通 地図


クアラルンプールの市内交通網は、アジアでは東京についで、最も動きやすい都市です。
国際空港(KLIA)に到着し、セントラル駅(KL Central)に乗り継いで、目的のホテルまですべて、自力で到着出来ます。
案内表示もすべて英文ローマ字表示(大きな乗換駅では日本語表示もあります。)ですから、旅行会社の送迎がなくても迷う事もなく 到着・出発出来ます。
市内観光も、最寄の駅から15分程度歩く事が気にならないのでしたら、市内の名所・観光地は全て自力で動ける街です。

2010年 クアラルンプール ロングステイの触感

ペナンやキャメロンハイランドがロングステイに適していない理由は次項をご覧になれば、私達なりの理由をご理解いただける かと、思いますが・・・・、大都市クアラルンプールに限っては少し、可能性は残っています。
移住・定住或いは、長期間住まうのではなく、最大3週間程度のミドルステイ、一定の居心地の良い、70~80ドルの1ベッドルーム (ホテルスタジオタイプではなく)に落ち着き、自由に過ごすなら大都市が一番です。
クアラルンプールは、十分に私達が目指すタイプの、移動しないステイタイプのセミ・ロングステイの条件が揃っています。
日本から直行便が飛んでいますし、
※キャメロンハイランドは勿論の事、ペナンでさえ、直行便はありません。
空港から都心までの公共交通機関は揃っていて、深夜に着いても自力で移動できますし、市内の移動も簡単です。食事も至る所に フードコートがあり全く心配は有りません。
適度に英語が通じますし、クアラルンプールを拠点に、マレーシア国内はおろか、シンガポール・タイに至るまで 、マレー半島を縦断している高速道路に日本と同じレベルの高速バスが走っています。
マレーシアはアジアの先進国なのです。次回はクアラルンプールに長期滞在してから、報告致します。

定年後 海外ロングステイ ペナン

ペナン島はご存知のように、マレー半島の西側・バターワースと云う都市の沖の島です。
昔から海浜リゾートとして開発され一時期、日本人若者観光客で賑わっていたのですが、最近の人気度はかなり低いです。
理由は簡単、「海が綺麗でない」この一言に尽きます。おまけに日本人が南国海浜リゾートに 持っているイメージ、「カラッと抜けるような青空・心地良い潮風」は有りません。却って季節によって は、漁港のような匂いさえします。 確かに常夏です。
それも日本と同じような湿度の高い常夏、つまり一年中 蒸し暑いと考えた方が良いでしょう。
ペナンに定年後の海外ロングステイ候補地として訪れる方は、想像ですが旅のビギナーなのでは?
理由は世界各地を旅している人々でしたら 本当に綺麗な海とはどんな所なのか、良く知っているはずです。「カリブ海」・「南太平洋」・「紅海」そして沖縄南西諸島。
ロングステイ候補地として、美しい場所と云うのも選択肢の一つですが、ペナンで美しい場所を探すのは無理です。 売りの海がこの程度では。
或いは特別な 観光地は?、これも皆無です。「涅槃仏」のお寺は、アジアの目の肥えた観光客からすれば一回、目にすれば十分です。 初めて、ロングステイ候補地としてペナンに来て 2日目で、この街に住もうと云う考えは夫婦共になくなりました。物価が安い・安いと聞いてましたが、他の私たちが 知っているアジアの国々からすると高いし、ただ暑いだけ の埃っぽい、華僑系の東南アジアの三流リゾート地に過ぎないと判断したからです。

このサイトを立ち上げて六年目、「ロングステイ マレーシア」「ロングステイ ペナン」のキーワード検索で 常に上位に来るようになり、情報発信元の責任もあり、2010年1月再びやってきて、何処か良いところはないかと、 探しました。
残念ながら、有りません。
定年後の人生を夫婦二人で、心豊な時間を共有して過ごすには、ホテル内だけが立派で居心地が良いだけでは ダメです。そのホテルの周辺環境・公園の緑、安全で美しい道路、便利で安い公共交通機関、徒歩圏にある 言葉に不自由でも買物が出来るスーパーが必要なのですが、ペナンロングステイ用サービスアパートメントホテル は、海が見えるだけを謳い文句したものばかりでした。

では何で、このペナンが今定年後 海外ロングステイ候補地として未だ、人気になっているのか?
一つには冒頭で述べましたH氏とマスコミのせいでしょう。あと、考えられるのは ロングステー候補地選びの段階で、消去法として残ったのではないかと推測されま す。物価・英語・日本から交通の利便性などを他の地域から比較していって、仕方 がないか、と残ったのか?
これは勿論私達夫婦の個人的判断です。現在かなり沢山のリタイヤ世代がペナンに お住まいになっています。これを書くに当たってサイト検索でペナン生活を楽しんで いらっしゃた方を見つけましたので参考の為にリンクしておきます。(過去形)です。
ペナンリタイヤ生活のサイト マイセカンドライフに掲載されていました生活費の概略をご紹介します。
残念ながら、この方のサイトは閉鎖されて、日本に戻ってきております。至極当然と云えば 当然のことで、ロングステイとか、海外移住と云うものは、現役時代に夢見るもの、そして実行に移しても、海外での 生活を本当に楽しめるのは、定年後の3~5年だと、私は思えます。

定年後 海外ロングステイ ペナンの生活費

コンド家賃(2ベッド。家具。プール付で。)50,000
飲食費(外食。ビール代も)20,000
電気代3,000
水道代1,000
ガス代1,000
電話代3,000
医療費2,000
衣服代2,000
放送料2,000
交通費2,000
趣味雑費18,000
合計 単位(円)110,000

この生活費は、現在ペナンに御独りで住まわれている男性の方がwebで公開した一例です。
家賃の50,000は、最低一年単位の一か月分でしょう。食費の20,000円は殆ど、屋台の外食で済ましているようです。 これがご夫婦で、朝食からしっかり摂って、夕食に少し日本食・野菜・魚となると倍以上になります。
当然ながら、ここには 航空券・日本に残してきた家の維持費・公共料金の最低限料金・ 税金・健康保険・その他諸々の日本での生活維持費は含まれてはおりません。


現在、実際に住んでペナン・ロングステイを実践されておられる方のサイトは以外に少ないです。
ペナン・ロングステイ公開しているサイトはあっても、web技術的には稚拙で読みにくく、当たり前ですが、主観的な 感想と自慢話が多いのですが、補足として、色々な方のサイトを紹介しておりました。
しかし、このサイトを立ち上げて6年、今では最初に紹介したサイトのほとんどは、リンク切れ、或いは既に日本に 帰って来られているようです。
ですから、このサイトでは、現地滞在者のサイトはご紹介しません。
ロングステイは、せいぜい定年後3年~5年の間が精一杯な様子が、インターネット上で読み取れるのが現状です。
ロングステイ ペナンの食事事情

TVのロングステイ番組や、現地発信サイトを見ると、食事は自宅で造るより、屋台の方が安くて旨い。とよく言われてます。
確かに、短期滞在でしたらその通りなのですが、三ヶ月単位のロングステイとなりますと、毎日・毎日屋台やフードコートの中華・マレーシア 食と云う訳には行きません。
2010年滞在した、ペナン島リゾートで一番賑やかといわれているバトゥ・フェリンギに屋台村フードコート がありますが、一番賑やかな・便利と云われていますこの海岸周辺でさえ、まともなパンを売っているコンビニはなく、スーパー もありません。
新鮮な野菜・日本人にあった乳製品・清潔なお肉・魚は全て、バスに乗ってジョージタウンに買出しに行かねばならないのです。
ある日、ペナンでお世話になった現地日本語通訳の方と一緒に車で移動中、バス停で買物袋を提げてバスを待つ、老年の日本人女性を 見かけました。
彼は毎日同じ時間、此処を通っていて、その女性を見かけるそうで、見かけた時は今日も元気で安心し、若し見かけなかった時には、 心配になるそうです。どうやら、ご主人を亡くされお一人でペナンに住まわれているご様子。

何時までも今の健康状態が続くと思って、ロングステイをしてはいけません。

ペナンから海路大人の隠れ家?ランカウイへ

ペナンに失望し3泊で、早々とランカウイに向かいました。
旅を計画していた段階で地図を広げてみると、タイ国境に近いランカウイ島は陸路・空路で行くよりも、海のルートがあれば かなり近いのではないかと考え、この旅の現地手配をお願いしていたタイ専門店に問い合わせると、観光船ではないが、一般 フェリーとして頻繁に利用されているとの回答がありまして、このアンダマン海を船でランカウイに向かいました。

ランカウィへのフェリーはランカウィ島で一番大きな町クアタウンに着きます。この桟橋はタイ方面からのフェリーも到着 するので、国際港となっています。途中渡ってきたアンダマン海は、ペナン海岸近辺よりは綺麗ですが、素晴らしく綺麗と 云うほどのものでは有りません。
ランカウィ島は、開発が後だったせいもあり、半島陸地側に大きな街もない為、ペナンのような猥雑さは感じられませんが、 さして美しくもない海・島を大げさに観光開発・宣伝して観光客を集めているだけの場所です。
とても、何処かの旅行会社の宣伝のような「大人の隠れ家」的な島ではありません。

このような小さな島のリゾートライフは宿泊するホテルのロケーション・設備で大きく変わってきます。
この旅で私達は一応、島で一番大きな敷地を持つ「シェラトン・ランカウィ・ビーチリゾート」を3泊とりました。この ホテルは全てコテージタイプで、敷地内をシャトルで移動するようになっていますが、シャトルに乗せられて向かった先は 山側の前に何も見えないようなコテージです。
今回の旅は、一応現地の旅行会社は通しているものの、お部屋のグレードが予め契約されているPAC旅行ではないので さっそくフロントにお部屋の変更を申し出たのですが、満室と云って断られました。
宿泊客を眺めてみると、欧米人とアジア人(ほとんど日本人です)が半々ぐらいなのですが、欧米人のほとんどは海側なのに アジア人客は不便な・眺望の悪い山側のコテージなのです。
後に、他のホテルで同じ経験をしてお部屋を代えてもらった事がありますが、この時のマネージャーの話が本音でしょう。
「3泊しかしない日本人客よりも、長期滞在する欧米人を大切にするのは当たり前。その上日本人客は英語が喋れないせいも あるけど、決して文句を云ってこない」
最近、アジアを旅行していて心がけている事があります。
「如何に無国籍風、何人だか解らないようにする。けっして、一発で日本人と 思われないで、出来ればシンガポール系華僑と思われれば、最高!」

ボルネオ島コタ・キナバルへ

お正月に半島マレーシァを旅して、同じ年の5月の連休にボルネオ島マレーシアを旅してきました。
前回の旅で、マレーシアロングステーはほぼあきらめ、(未だキャメロンハイランドが残っていますが)
本来の旅の姿に戻ってボルネオでは徹底して自然を楽しむ事にしたのです。
コタキナバルは成田から直行便が飛ぶようになって、以前の秘境と云うイメージからリゾートへと変わりつつあり、日本人観光客 用のホテル・ゴルフ場も次々に建設され、随分と身近な地域になってきました。
しかしも、海浜リゾート中心の半島マレーシアと違って自然を中心とした見所満載です。

セリガン島
海亀の産卵が一年を通して観察出来る島として近年注目を集めています。セリガン島へは、コタキナバルから空路サンダカンへ飛び ここから、ボートで島に渡ります。この海域はすぐ隣がフィリッピン領海であり、フィリッピンイスラム過激派が出没して外国人誘拐 事件が頻繁に起きているので、島にマレーシア沿岸警備隊が常駐したりして緊張感があるのですが、海はマレー半島西海岸と較べよう のないの美しさです。
島には宿泊ホテルは一つだけで、観光客の人数も制限されております。電気・水に対しての環境保護もかなり徹底されており、夕方に ならないと電気は使えません。泊まった初日、夕方には点くはずの電気は故障の為つかずかなり遅くまで真っ暗な状態でした。夜空を見上げて びっくりしました。海の孤島で周囲が真っ暗なせいか見上げた空は満天の星空なのです。天の川銀河は本当に星が流れているのでは ないかと思うほどの輝きでした。
翌日の深夜、事前に海亀観察のオリエンテーションを受けて海亀の上陸を待ちます。
レンジャーが上陸と産卵を確認してOKが出るまで観光客は海岸に出る事は許されておりません。許可が出ていっさいの灯りをホテルに残して グループで産卵する亀を観察します。何度も映像で見たように母亀は涙を流しているかのよに次々と産卵して行くのです。この後今度は この孵化場で孵化したばかり小亀を海岸で離してあげます。この小亀の段階では手を触れる事は許されております。私達の手から離れた 小亀たちは、何度も何度も波に押し戻されながら海に帰って行きました。

セピロック・オラウーン・センター

サンダカンの郊外に、かつて人間に飼われていたり、森林伐採が原因で母親を失くしたり、 生き別れになったりした子供のオラウータンを 森に帰って自立できるように、トレーニングするセンターがあります。
プラットフォームAまでは、観光客に開放されており一日二回の餌付けや、トレーニングが見られます。プラットフォームBはある程度自立できる 状態のオラウータンの訓練施設で、此処は事前の申請なりが必要です。私達はプラットフォームAまででしたが、ここは動物園の飼育場をみている程度 でしたから、出来れば朝早く到着してプラットフォームBへの申請をする事をお勧めします。Bへは熱帯雨林の物凄い湿気を感じながら 5kmほど歩くそうですが、ここでは本当の姿のオラウータンが見られ、触れ合う事が出来るようです。
キャノピーウォーク
コタキナバルに戻り、キナバル山国立公園を訪れました。
キンバル山は4095mの東南アジア最高峰の山で、この辺りの熱帯雨林と共に「世界遺産」に登録されています。ここでの楽しみは何と「ポーリン温泉」という 旧日本軍が開発した温泉施設です。戦中使用されていた温泉施設を近年の観光ブームで観光客用に整備され、水着を着て入れるように してあります。この近くに、本来は森林生物観察用だった森林の上に張り巡らされた観察ネットが観光として人気を集めています。 20m~30mほどの高さがあり、スリリングで結構楽しめました。


マレーシア世界遺産マラッカ

2010年1月初めて、マラッカを訪れました。
マレーシア最古の街であるマラッカは2008年に歴史的な街並がペナンのジョージタウンと共に複合遺産として世界遺産登録された街です。
これらの街については、色々な方が書かれており、このサイトの本来の目的である、ロングステイとはあまり関係ありませんので、情報は 以下のサイトからご覧下さい。

クアラルンプールからマラッカへの行き方
マラッカの観光名所
何れにしても、一度行けば十分な所です。

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なかのひと