<<定年後の過ごし方へ戻る

北海道ちょっと暮らしは、団塊世代を中心とした移住の受け入れに積極的な市町村が、 生活体験をしてもらう目的で始まりました。
そのため人口減少に歯止めをかけたい市町村が積極的なので、札幌や函館にお試し住宅はありません。
ところが札幌に隣接する北広島市にはあります。
北広島は札幌まで快速電車で約16分、新千歳空港まで 約20分なのでアクセスが良いうえ、滞在に必要なショッピングにも便利なところです。
したがって、私には札幌市北広島区といった印象です。
ただし、ここのお試し住宅を利用するには、「モニター発信」することが条件です。
実は昨年の「現代版・湯治」リポート時に、この北広島に1か月間滞在したので「体験日記」 を市役所に提出しましたが、詳細は投稿しなかったので紹介します。

北広島市市役所 きたひろしまおためし移住でわかるはず

「お試し住宅」体験日記

[新日本海フェリー]

9/1(木)
本日朝4:30、新日本海フェリーで小樽港に上陸した。

当初は、名古屋港から太平洋フェリーで苫小牧港に上陸する予定で、 乗船日二か月前の午前9時から早割チケット(大人二人+5M未満の乗用車=40,000円)を狙っていたが、 タッチの差でゲット出来ず。
そこで新潟港発小樽港行きの「夏旅GoGo割引き」をゲットした。
こちらは(大人二人+5M未満の乗用車=30,710円)とお値打ちだが、新潟港までの高速料金とガソリン代を 含めると42,500円となった。
また台風10号の影響で出港できるのか心配していたが、無事に出港できた。

[朝5時室温 28℃]

9/2(金)
昨日の気温は31℃と、とても暑かった。
この体験住宅は築24年だそうで、築40年の我が家に比べれば御殿のようだ。
北海道なので当然のように二重サッシの高断熱住宅なので、夕食時の室温が30℃ であった。
今朝の室温でも28℃と熱帯夜であったのだから、寝苦しのは当然だ。
お盆を過ぎれば足早に秋の訪れがくる北海道は何処へ行ったのか? お昼少し前に浦幌町で移住体験をし、今夜苫小牧港からのフェリーで帰郷する 同郷のご夫婦が寄ってくれた。
そして前の道路を見て、人が歩いている。
ここは都会だと言っていたのが面白い。
積もる話は食べながらでと、車で20分の札幌市清田区にある 「ごはんや札幌里塚食堂」に行った。
彼らを見送った後は、東光ストアで買い物をして帰宅する。

[お買得のダイニングセット]

9/3(土)
 ここでの生活にも少し慣れてきた。
でもここは床に座るスタイルなので、腰が弱ってきた我々にはきつい。
そこで札幌市東区にあ るリサイクルショップ「リサイクル横丁」を覘いたら、傷はついているが4,800円のダイニン グテーブルがあった。
でも椅子が無いので探したが、値段が折り合わない。
それなら、住宅に は合わないかもしれないが、種類は多いので別棟の業務用を見てくださいと案内してくれた。
すると、何と何と一脚1,080円の椅子があった! レストランで使っていたと思われるシミは付いてはいるが、肘掛けが付き座り心地が良い。
これが欲しいと言うと、肘掛けが有るのでテーブルに当たるかもしれないと、別棟のテーブル にセッティングしてくれた。
リサイクル品なので購入後のクレーム対策として納得のいくように、丁寧な説明をしてくれる のが、良かった。
そして4脚セットにして買ったら8,800円にしますねと、値引きしてくれた。
親切な店員さん に感謝・感謝である。
持ち帰ってセットしてみると、シミやシワが目立つ私と同じで、なんとなく愛着を感じる。
またここの体験住宅を見つけたのはネットのおかげであり、パソコンは欠かせない生活必需品 である。
体験住宅の案内で、リビングにソファーがあるのは確認していたので、パソコン用に 重宝している折り畳みタイプのテーブルを持参してきた。
でもソファーはくつろぐには良いが、 パソコンをするには座面が柔らかすぎて腰が疲れる。
その点この椅子は使い勝手が良く、重宝 している。

[西の里にある「森の湯」]

9/4(日)
朝食を済ませると、庭の手入れをしているお隣さんが見えた。
たったひと月ではあるが稲穂町の住民になるのでと、家内が挨拶に行った。
しばらくして戻っ てきたが、キッチンから何かを持って足早に出て行った。
あとで聞くと、「ブルーベリーは食べるかい? したら、何か入れ物を持ってきな」と言われ、 嬉しそうに採れたてのブルーベリーを貰ってきた。
朝から良い出会いがあったが、今日もまた 感謝である。
(内地じゃないよ)愛知からはるばる北広へ来た疲れが出たのか、体が重いので昼寝をした。
でも疲れを癒すのは温泉でしょ! と思い検索した。
すると、8種類のメニューから選べる食事と温泉がセットになって、1,200円の「森の湯」を 見つけて行ってきた。
夕方のこみ合う時間なので、脱衣所が混んでいた。
でもここの浴場の天 井は気持ちがよかった。
湯気が立ち昇る天井はカビが付きやすく、黒ずんでいる温泉があるが、 ここは綺麗なのでまた来たいと思った。
また味覚は個人差があるので一概には言えないが、食べた五目中華丼は美味しかった。

[玉ねぎの収穫]

9/5(月)
この時期の北海道は農作物の収穫時期で、道の駅を始め多くの産直市場では美味しそうなものがいっぱい並んでいる。
でも聞けば、北海道の秋は足早に過ぎるので、農家の方は猫の、手も足も借りたいぐらいに忙しいそうだ。
なるほど、農業は作物の成長に合わせる作業なので、繁忙期と閑散期が有り、時期により人出が足りなくなるので大変なんだろう。

それなら一ヶ月間の限られた滞在ではあるが、何かお手伝いが出来ないかと調べてみた。

農林水産省が取り組んでいる日本版「グリーン・ツーリズム」があり、「都市と農山漁村の共生・対流」 を進めている。
そのなかに「ワーキングホリデー」「援農」「ボラバイト」等がある。
このボラバイトに北広島市での募集はないが、隣の長沼町で見つけた。
これは人手不足になる時期だけ、都会からお手伝いに行く仕組みである。
またお手伝いの仕方 は相談して決めるので、一日の作業時間や延べ日数なども無理をしない範囲で出来るのがいい。

ここの滞在が決まってから、ぜひ体験したいと調べていたので、すでにお手伝いに行く農園とは連絡出来ており、 今日から行くことになっていた。
本日は、玉ねぎ3.5ヘクタールの収穫作業です。
写真で玉ねぎの奥に緑の雑草が見えており、 これを取り除かないと機械に巻き付いてしまう。
これを手作業で行うと聞いたときにはビックリ。
でも機械で根切りをしてあり、地道にコツコツやればそれなりに片付いていく。
多分あと5日ぐらいかかるであろうが、他の圃場にはこの4倍分あるそうだ・・・。
とにかく疲れた!

[図書館]

9/6(火)
朝から雨。
明け方雷が聞こえたので、PCのコンセントを抜いた。
時折強い雨があったようで台風10号の時 より雨量が多かったのか、輪厚川の水が茶色く濁っていた。
体験住宅の浴室は換気扇を回していてもあまり乾かないが、昨夜室内干しした洗濯物はほとんど乾いている。
こちらは室内干しが普通らしいが、これなら納得である。

体験住宅から坂道を登りきった所が北広島駅である。
その駅前にあるのが図書館で、歩いて5 ~6分で行けると家内が行ってきた。
以下がその感想である。
「古本ばくりっこ2016」 という催しが、図書館で開かれていました。
家で読まなくなった本(雑誌除く)を、会場にある本と持参した冊数分交換できるそうで、 年1回6日間の日程であります。
持ち込まれた本は、状態の良いものだけ専用の書架に保管され、翌年の催しに出されます。
市民同志の本の交換会の様なものですね。
文学書、実用書、児童書、文庫本、漫画本、除籍雑誌があり、初日ということで盛況でした。
図書館の除籍本の無料配布会は知っていましたが、こういうのは初めてです。
北広島市では、 除籍本の無料配布会はないそうです。
ちなみに、「ばくる」は交換すると言う意味だそうです。

[清田区プール]

9/7 (水)
家内は週2~3回プールに通っている。
そこで北広島市の温水プールを探した。
体験住宅から2 Kmほどの所にある東部住民プールに行ったが、ここは6/15~9/15までしか開設していない。
それではと、車で20分ぐらいの札幌市清田区の体育館・温水プールに行った。
ここは通年利用 でき、65歳以上の高齢者は何んと140円である。
また併設している体育館のトレーニングジ ムは130円だ。
これなら年金生活者は利用しやすい。
これなら高齢者の引きこもりや運動不足による骨折などの 予防につながり、健康保険や後期高齢者保険の抑制が期待でき、とても良い施策だと思った。

帰りに「ラッキー清田店」と言うスーパーによって買い出しをしてきた。
ラッキーセブンなのか 7の付く日がセブンデーという特売日になっており、今日がその日であった。
でも懐には良くな く、ついつい買いすぎてしまう。
この他の特売日等を記してあるひと月分のカレンダーが置いてあり、持ち帰れる。
A3の大きさ は予定を書き込むのに都合がよく、重宝している。

島松の湧水「アンビウォーター」

9/8(木)
朝食後メールのチェックをし、返信し終えたら無性に眠くなった。
迷わず横になったら昼まで 寝てしまった。
この頃やけに眠くなるが、夏の疲れが出てきたのかな。
お腹もすかないので昼 食を抜く。
三時過ぎになり、北広島市にも湧水があると聞いて、気になっていた島松にある「アンビウォ ーター」に行ってきた。
支笏湖系の水が複雑な地層を通り、地下90mから自噴してくる天然水が常時流れ出ている。

注意書きを読んで写真を撮っていると、管理人さんに声を掛けられた。

愛知から体験住宅に来 ていることを伝えると、親切に説明してくれた。
それによると、ここの地主が亡くなり、今は 関東の会社が所有しており、ここを管理するために神奈川県から来たと話され、ここに居を構 える予定だと言っていた。
そしてご飯はこの水で焚いているそうだ。
100円を料金箱に入れて水を汲み、帰ろうとしたら、「カボチャを食べるかい」といって みやこ南瓜をくれた。
今日も良い出会いがあり、感謝、感謝だ!

「ど根性ネギ」

9/9(金)
今朝も雨。
ここに来てからは、雨や曇りがほとんどで北海道らしい秋晴れにお目に罹れない。
まるで梅雨時の空模様で、北海道には似合わない。
広い庭は草がいっぱいで、今月中に草刈りをすると聞いた。
その庭に不耕起農法の様なネギが 元気よく育っている。
どうやらここに来た体験者の方が植えたらしいが、まさにど根性ネギで ある。
私も老け込んでいないで、このネギを見習いたいものだ。
今日少し摘んで野菜炒めにした。
どなたかしれないが美味しく食べさせてもらった。
お昼ごろには雨が上がったので、プールへ行く家内のアッシー君をした。
泳ぎ終わるまでの間 に、先日見つけたカインズホームに隣接する床屋に行った。
いつもお世話になる千円カットが、北広島にもあって良かった。
どのようにします? と言うから、見てのとおり残り少ないのだから、切り過ぎないでねと注 文をつけると笑われた。
「年寄り笑うな 行く道だもの」と言いたかったが、ぐっとこらえた。
ところで、この周辺にはホームセンターのジョイフルもあり何かと便利そうだ。
さらにこの通りでガソリンが安いスタンドを見つけた。
北海道の価格は概して高く、フェリー に乗る前に入れた新潟価格より5円ほど高い。
プールに近いので、これからはここを利用することにした。

[野幌・百年記念塔]

9/10(土)
雲の合間に日がさしていたので洗濯物を干して、マオイ道の駅の野菜直売所に買い出しに行く。
千歳川を渡り274号線を約13Km走った所にある。
この間、ひたすら真っ直ぐに伸びている 道を見ると「これぞ北海道だ!」と叫びたくなる。
道の駅屋上からは、きたひろ駅周辺の高層マンション群が、ひときわ目立つ。
感動もつかの間、帰り道で雨が落ちてきた。
急いで帰るが洗濯物は濡れていた。
気を取り直して、きたひろ探索のドライブに出る。
先ずエルフィンパークの市民サービスコーナーで観光パンフを探すが期待したものはない。
そうか、きたひろは観光都市ではないんだと納得する。
でも担当者はエリアマップを広げて親切に対応してくれた。
ありがとう。
このマップを参考に、ベッドタウンとして開発されたと思われる北広島団地内をドライブする。
その後、竹山高原温泉を確認し、野幌森林公園をめざす。
ところが残念なことに、百年記念塔 が老朽化対策の工事をしており、入れないと言う。
百年を記念して高さ100mで建てられたら しいが、展望室の高さが23.5mと聞き、昇るほどの事もないと納得する。

[ディキシーランドジャズ・ライブ]

9/11(日)
久しぶりに日が差しており、気持ち良い日になりそうだ。
今日は西の里小学校で「デキシーランド・ジャズ」のコンサートがあると聞き、出かけた。
キッカケは、先日どこかでポスターを見かけたが、詳細が分からないので企画課に問い合わせた。
すぐにメールで資料が届いた。
毎回そうだが、すぐに対応してくれる企画課の皆さんには感謝している。
クラッシックは聞きたいとは思わないが、このジャズは軽快で心地よい。
特にバンジョーの音色がたまらなく好きだ。
北広島市には4地区の生涯学習振興会がある。
これは住民が主体になって、生活文化の向上、健康の保持増進、青少年の健全育成、社会福祉の向上そして生涯学習の振興を目指して様々な催しをしている。
このジャズ・コンサートもその一つであり、無料で聞かせてもらえるなんて有難いことだ。
  感謝、感謝、もう一つおまけに感謝だ! この他にも参加したいものがあるが、滞在期間が短いので諦めざるを得ない。
ちなみに各振興会の最新情報はこれで見ることができる。
北広島市生涯学習振興会

[爽やかな雲]

9/12(月)
だいぶ涼しくなって、気持ち良い朝だ。
今日も農園の手伝いに行くことにした。
長沼へ千歳川を渡ると、馬追山の稜線に沿って雲海が 広がっていた。
トマムまで行かなくても十分だ。
きたひろの高層マンションなら雲海テラス だろう。
「うちに来れば見せてあげるよ」って、言ってくれるような人はいないだろうね・・・。
ここに行くと親子ほどの年齢差にもかかわらず、付き合ってもらえるので、気持ちが若返る。
なにせ古希を目前にすると、いくら寝ても疲れは取れにくく怠さが残るし、体のあちこちが 痛む。
医者に診てもらっても「老化ですね」の一言で片づけられるが、若い人と一緒だと体の 不調を忘れさせてくれるのは有難い。
農園には台湾から来ている20代の女性がいる。
聞くと、ボラバイトのサイトを見てきたそうで、 この後もどこかを探すそうだ。
農業雑誌によれば十勝の農家が、人手不足に派遣会社を利用していたが確保できなくなり、NPO 法人のホームページに登録したことがキッカケで、ワーキングホリデーやインターンシップを 利用して海外の若者が来るようになり、今では募集をしなくても経験者の口コミで集まるよう になった、と書いてあった。
我々もネットで探して「きたひろ」へ来たが、ネット無しでは取り残されてしまう世の中だ。
今日も草取りはきつかったが、爽やかな雲に癒された。

[長沼温泉直売所]

9/13(火)
今日も長沼の農園に行った。
朝のミーティングで、関西から来た女子大生の紹介があった。
彼女はネットで見つけて来たそうで、今日から二週間の予定で一緒に作業する。
農作業は初めてと言うが、このキツイ玉ねぎ畑の草取りをしても大丈夫だろうか? でも学生時代にこういう苦労をすることは、社会に出てからきっと役に立つはずである。
御節介にならない範囲で応援したくなる。
北広島市の認定市民農園は8か所ある。
でも市民農園を借りて野菜を作るといっても、結構大変だろう。
日々の世話や苗や肥料、資材の購入費などを考えると、買った方が安いとも聞く。
また収穫期に食べきれないほど出来ると、あちこちに配っている。
私も貰ったことがあるが、これが頭痛の種だ。
貰ったら返さなければならないし、美味しくないものもあるし、こちらの好みもある。
その点こういう形の農家のお手伝いなら気が楽だし、土いじりを楽しめる。
それに健康維持にとても良い。
とにかく立ったりしゃがんだり、手先を使ったりとよく体を動かすので、健康のためのウォーキングやジムなどに行かなくても良い。
おかげで太ももはパンパンに痛いが、普段どれだけ使ってないかがよく分かる。
脚力をつければ腰への負担が減るので、寝たきりになりにくい。
北広島と言う都会に住んでも、こういう楽しみ方が出来ることが分かった。
せっかく長沼に行ったので、好物のスイカが欲しくてマオイの道の駅に行くが、長沼産は終わったという。
それではと長沼温泉の直売所に寄るが富良野産しか無いという。
まぁいいかと買った。

[ベガジオボウル]

9/14(水)
先日、家内を清田区の温水プールに送る時にボウリング場を見つけた。
北海道に来る前は週1回ボウリングをしていた。
キッカケは「90歳でもできる健康ボウリング」 のチラシにつられて通ったボウリング教室であった。
これまでは我流でやってただけで、基本 から教えてくれると言うので参加した。
その後は、教室修了者による5か月間毎のリーグ戦が 続いている。
きたひろに来ている間は参加できないので、久しぶりに投げたいと思っていた。
それが清田区美しが丘にある「ベガジオボウル」で、アミューズメントセンター内にある8レ ーンのこじんまりとしたボウリング場ではあるが、平日は1ゲーム200円で出来るのは有難い。
こんなことも有ろうかとマイシューズとボールは車に積んできたので、今日は家内のスイミン グにあわせて、私はボウリングを楽しんだ。

[回転寿し トリトン]

そのあとの昼食は、ボウリング場の向かいにある「回転寿し トリトン」に行った。
午後1時 頃に行ったが、まだ行列待ちの人がいた。
店員はテキパキ動いて気持ち良い。
板さんに至って は名前を告げて注文を取っているし、ネタが良く満足できた。
これなら次回もありだ。


[旧島松駅逓所]

9/15(木)
昨日の日記で割愛したが、島松の旧島松駅逓所に行った。
駅逓所(えきていしょ)とは、寛政11年(1799年)に松前藩により設置されたのが起源とされ、交通不便の地に駅舎と人馬を備えて、宿泊と運送の便をはかったもので、北海道内に約600か所あった。
現在ではほとんど残存してないが、ここ島松駅逓所は、昭和59年に保存修理をして形を留めて おり、国指定の史跡になっている。
また島松駅逓の取り扱いを任されたのが、この地で赤毛種の水稲栽培に成功し「石狩水田の祖」 と言われる中山久蔵である。
さらにここで、札幌農学校の教頭を務めたウィリアム・スミス・クラークが帰国のため立ち寄 った折に、有名な「青年よ、大志を懐け」と言って別れたことを記念して「クラーク博士記念 碑」がある。
以上を丁寧に説明してくれた管理人さんは、北大や羊が丘にあるクラーク像が有名になり過ぎ ているが、事実に照らし合わせればここが本家であると、語気を強めていた。
今日は札幌のお友達が「遊びにおいで」とメールをくれたので、お昼を御馳走になりながらお しゃべりを楽しんできた。
ありがとう。

[コープさっぽろ北広島店]

9/16(金)
今朝は霧が立ち込めていた。
天気予報では曇り一時雨なので、雨が来る前にジャガイモ掘りが今日のお手伝いだ。
台風の影響で玉ねぎといい、ジャガイモといい市場では品薄が続いている。
こんな年寄りで足手まといかもしれないが、収穫したものが消費者に行き渡る手助けができる と思えば嬉しい。
ところで一緒に作業している一人に関西から来ている人がいる。
彼はスキーが得意で雪質の良い北海道での暮らしを夢見ている。
その為に年金が満額になる65歳までに、下調べがてらボラバイトを利用してここに来ている。
なるほど、この年齢での失敗は辛いものがあるので、事前によく調べて計画を立て、実行に移 すことは良いことだ。
既に候補地を見つけているとのことで、目の色が違う。
帰宅の途中で、市役所の前にあるコープに寄り買い出しをする。
体験住宅からは大回りになる駅西のコープより、こちらの方が行きやすい。

[エルフィンパークの掲示版]

9/17(土)
北海道は車が無いと不便だと思いマイカーで来たので、どこへ行くにも車であった。
車から見る風景と歩きながら見る風景は当然ながら違いがある。
そこで体験住宅は北広島駅に近いので、駅まで歩いてみた。
周辺のコスモスを見ながら、坂を上がりきった所に駅があり約10分で着いた。
JR千歳線の上 にある橋上駅となっており、駅の東西を行き来できる自由連絡通路とエルフィンパーク交流広 場に接続していた。
駅をのぞくと日中は毎時6~8本の電車が運行しており、これは便利だと思った。
この交流広場は全面ガラス張りのドームで、市民のイベントが盛んに行われると聞いた。
片隅のベンチでは恋人らしき二組がいたので、邪魔にならないように見て歩いた。
丁度、西口に通じる階段わきに、イベントを始め色んなお知らせがある掲示板があるのを見つ けた。
これは面白い。
一般的なイベント案内だけではなく、市民の不用品販売や民間の求人広告まで 張り出してある。
所狭しと掲示してあり、一枚一枚を見ていくと結構時間がかかるが、その中に興味をひく案内 があった。
9/22に駅前の芸術文化ホールで「哀愁のエレキ・ギター ライブ」があり、入場無料だそうで ある。
先日の「デキシーランド・ジャズ」といい、無料で聞かせてもらえるのは有難いことだ。

[アサヒビール札幌工場]

9/18(日)
きたひろ周辺には見学できるビール工場が3か所あり、ここに滞在している間に行ってみたい と思っていた。
サッポロ、キリン、アサヒがあるが、昨日アルフィンパークに行った折に時刻表などをチェッ クして、札幌市白石区にあるアサヒビールが良いと思い予約しておいた。
北広島から2つ目の新札幌で地下鉄東西線に乗り換え、南郷7丁目で降り約10分歩くと着い た。
今日は日曜日で工場が休みのため、操業状況は見ることができなかった。
でも映像を使っ て1時間10分の説明を聞いた。
そしてお待ちかねの試飲タイムである。
お馴染みの「スーパードライ」と「ドライ プレミアム」 そして「ドライ エキストラ・ゴールド」の3種類が用意されており、一人3杯までお楽しみく ださいと嬉しいことを言ってくれた。
ところがスケジュールの都合だろうが、20分以内の時 間制限がある。
時間を掛けて味を楽しむ私にはちょっとキツイおもてなしではあるが、せっか くの機会なので3種類の飲み比べをしてみた。
流通を経て飲むビールに比べ、出来立てのビー ルの美味さはこんなに違うものかと感動してしまう。
ところで、帰り際に見た掲示板には、併設するレストラン「Lamb&Grillピルゼン」では、北海 道工場の50周年記念として10/1~10/31ではあるが、ジンギスカンセットがなんと500 円+税だそうだ。
今月いっぱいで、きたひろを離れる私達は見ない方が良かった・・・。

[北広島市防災センター]

9/19(月)
長沼町に「夫婦で営む日本一小さなワイナリー」があると聞いたので行ってきた。
ヨーロッパのカベルネソービニオンと日本の山葡萄を交配した山ソービニオンを主にしたワイ ンを、ご夫婦で6キロリットル醸造する小さなワイナリーだ。
小高い丘陵地にあるロケーション は北イタリアを想像させてくれる印象だ。
帰りにいつも気になっていた建物に寄った。
千歳橋沿いにあり、トイレが使えると案内があるが、 駐車場に車を見たことが無かった。
ここは災害が発生した場合に災害対策及び水防、防災活動の拠点となる北広島市防災センターで あった。
千歳川は河川勾配が非常に緩いため、過去に流域で洪水被害が発生した様子が展示されていた。
体験住宅は駅には近くて便利なところだと感じていたが、輪厚川の堤防より低いのが気になっ ていた。
私の危機管理は自立・自助・自己責任を念頭に、気づくことは用意するようにしている。
例えば、運転中にもしものことがあれば、車中に居ることを知らせるための笛を置いているし、 車以外も想定してデイバッグにも付けてある。
また、ホテルを利用する時は避難経路の確認をし ており、先日の台風の事もあるので、もしもの時には何処へ避難したらよいかと考えていた。
この防災センターの屋上から俯瞰すると、取りあえず図書館辺りで良さそうだと確認できた。
ただそういうことを想定して、流域に分散して遊水地群を整備する計画が進んでいるとの説明を 受け、ひとまず安心できた。

「あま~いスイカ」

9/20(火)
お手伝いに行っている玉ねぎ畑の草取りが、やっと終わった。
最初に3,5ヘクタールを見た時には5~7日だろうと高をくくっていた。
でもやってみるとな かなか大変で、中腰になったりしゃがんだりを繰り返すので、ひざがガクガクになり、途中か らは四つん這いになっていた。
そして雨が降ったり雑草の量が多かったりで、今日までかかってしまった。
帰りにはいつものように、とれたての野菜を貰ってくる。
今日は、だいこん、トマト、キャベツだった。

ついでに近くの直売所「マオイ遊来らんど」を覘くとスイカがあった。
好物なので、いつまで 販売するかと聞くと、まだ採れるが味が落ちるのでこれが最後だと言う。
そう言われると、ためらうことなく買ってしまう。
夕食後に食べたが、これがうまい! 体験住宅滞在中では一番糖度があった。
いつもは寄らないのに、引き寄せられるように寄ってしまったのが、よかった。

[丸駒温泉 露天風呂]

9/21(水)
以前、函館の友達に「北海道の温泉なら、丸駒でしょっ!」と言われていた。
丸駒こと丸駒温泉 は支笏湖畔にあり、北広島から距離的に近いので是非行きたいと思っていたし、温泉は農作業の 疲れがたまった体には最高の癒しになる。
あさ8時に体験住宅を出たら、9時10分に着いてしまった。
日帰り利用は10時からなので、そ れまで写真でも撮ろうと湖畔をドライブしていた。
が、時間的に逆光になるので、良いロケーシ ンが見つからない。
その時、樽前山の標識につられて7合目の駐車場をめざした。
ところが駐車場は満車で、順番待ちの車が駐車しており、諦めて戻ってくる車が出始めていた。
今日の目的は温泉なので、ここは早々に退散して「日本秘湯を守る会」を掲げる丸駒温泉に行く。

この秘湯が税込千円で楽しめるのは有難い。
ちょうど平日の昼時だったこともあり、湖面に面し た露天風呂をゆっくり独り占めできたので、絵になる写真を撮ることができた。
でもちょっと残念なことに、湖との仕切り壁を電気ドリルで工事しており、職人さんが作業する たびに視界を遮られたのは辛かった。

ここは湖面とつながっており、支笏湖の水位の変化に合わせて水深が変わるらしく、最近の雨の 影響で水深が160cmと5年ぶりの深さになっていた。
また、こうした立ち湯状態になるのも2年ぶりとのことで、貴重な体験であった。

湯上りに一杯といきたいところではあるが、車で来ているので食事だけで我慢する。
旅館なので昼食と言えどもそれなりの値段がすると思って、途中でラーメン屋に寄ろうと考えて いたが、ネットの口コミではここのあんかけ焼きそばがお薦めと出ていたので、それを注文した。
酢が効いた味付けが私好みでボリュームもあり、これで1,080円はお値打ちである。
勧められて行った温泉ではあったが、十分堪能できたと友達にメールをした。
ありがとう!

[哀愁のエレキ・ギターライブ]

9/22(木)
先日エルフィンパークの掲示版で見つけた「哀愁のエレキ・ギター ライブ」は今日である。
演奏者の久山明男さんのプロフィールを検索してみた。
50歳から始めたエレキ・ギターが「生きがい」となり、退職後はきたひろを中心に年間十数回の 個人ライブと高齢者施設・児童養護施設・グループ活動団体等への訪問演奏をされている。
そして『アマチュアの趣味』だと謙遜されており、報酬は不要だとも書かれている。
仏教の教えに布施と言う施しがあるが、お金や物が無くてもできる「無財の七施」と言う施しが あり、このひとつに体を使って施しをする「身施」がある。
私が農家の手伝いに行くのもこの身施であり、彼の信念を知って興味が湧いた。
さらに彼の好きな言葉として「思いやり」とあるが、これは孔子が言った「恕」ではないかとも 思い、さらに関心が高まった。
当初掲示板で見た写真はサングラス姿の組長さんの様で、プロフィールからは想像できなかった。
でも会場で拝見すると、穏やかな好々爺で演奏している姿は生き生きとしていた。
実は脊柱管狭窄症で腰が痛くてたまらないが、エレキを弾いていると痛みを感じないと話され、2 時間を休憩なしで楽しませてくれた。
中でも「夜霧のしのび逢い」は、年々物忘れが進んでいく私を50年前に初めて行ったダンスホールを思い出させてくれた。
  久山さんありがとう! なお、芸術文化ホールでのイベント情報は下記の「花ホールカレンダー」で確認できる。
北広島市芸術ホール

「良寿しの寿司握りランチ」

9/23(金)
朝から雨、一日晴れそうもないので、昨日の「哀愁のエレキ・ギターライブ」で貰ったCDを聞きながら、企画課へ提出するアンケートを纏める。
早いもので3週間が過ぎ、大体の土地勘が分かってきた。
北広島市は、札幌の南東部に広がるなだらかな丘陵地帯にあり、農村として発展してきたが、近 年ニュータウンが開発されて札幌のベッドタウンとして人口が増加しているそうだ。
その為、緑豊かな環境、ゆとりの土地空間、整備された交通網など自然と都市機能が調和した街 となっているので、北海道内35市中の「住みよさ第1位」に3年連続で選ばれているとおり、 暮らしやすそうなのは実感できた。
また、各種イベントなどはこれまでの日記に紹介したが、スポーツや文化活動に興味があれば300近いサークルがあり、生涯学習にも熱心だ。
こういう環境で暮らし、気の向いた時には、ちょっとおしゃれに札幌へ出かけるのは楽しいことだと思う。
北広島に住みたくなるwebサイト
北広島教育委員会
お昼は、共栄町の「良寿し」へ行く。
粋な店構えをしており高いのだろうと敬遠していたが、ラ ンチはお値打ちだと聞いてその気になった。
4種類のランチがどれも1,080円だ。
すし屋なので 「寿司握りランチ」にしたが、これならまた利用したい。

[トビ]

9/24(土)
手伝いに行ってる農園に、6人の北大生がアルバイトに来る予定になっていた。
ところが昨日の雨で作業ができなくなり、日を変えることになった。
彼らは農業体験をすることと、東日本大震災の被災地にバイト料を寄付する目的を持って来る と聞いていたので、一緒に作業できることを楽しみにしていた。
雨に怒ってもしょうがないが、心優しい北大生に会えないのは残念! 農園のオーナーは無農薬、減農薬を積極的に取り入れており、アイガモ無農薬のお米(ゆめぴ りか)も作っている。
でもキタキツネがアイガモを襲うので、管理が大変だと言っていた。
今では「コシヒカリ」や「あきたこまち」に並び称されるブランド米になったゆめぴりかも、 元をたどれば島松駅逓所を守り抜いた中山久蔵の功績によるものでしょう。
またネット販売にも力を入れており、全国からお得意さんの注文が入る。

以前にも紹介したが、台湾から来ている20代の女性は観光ビザではなく、ワーキングホリデー を利用してバイトをしながら日本語に磨きをかけており、帰国後は日本語を必要とする企業に 就職したいと話していた。
午後になると、韓国の視察団がバスで見学に来ていた。
今や情報はネットでリアルタイムに流れるので、ユーザーの関心を引けばバイヤーは開拓でき るのだろう。

ところで体験住宅の周辺ではカラスをよく見かけるが、野鳥は見かけたことがない。
先日から 長谷川橋の周辺で鷹らしき鳥を見かけていたが、今日は電線に止まっていたので写真を撮ろ うとしたら飛び去ってしまった。
ネットで調べるとトビのようであるが、顔つきが良かった。

[道路の花壇清掃]

9/25(日)
先週の日曜日に隣の町内で、体験住宅前の道路清掃をしていたが、今朝はここの町内でも始め ていた。
何処の地域でも暮らしていくためには、自助・互助・公助が大切である。
道路管理は市役所の仕事と言う人もいるが、生活道路くらいは町内会の互助で行うことには 賛成である。

そこで、たったひと月とは言え、ここに住まわせてもらった者として参加させてもらった。
春と秋に歩道の花壇を手入れしているそうで、冬を前に枯れてしまった花やいまだに元気な雑 草を根こそぎ取り除く作業だった。
話はそれるが、なぜ雑草は嫌われるのかね?雑草だって地 球温暖化や空気の浄化には十分貢献しており、どんな雑草にもちゃんとした名前だってあるの に気の毒だなと思うのは、私だけかな?
25人ほどが参加していたが、今日は少ないねと話していた。
私の町内は田舎なので同じくらいの人数でも、ほぼ全員が刈り払い機を持参しての作業なので、 それに比べれば朝飯前の作業であった。

作業後のお茶代わりにペットボトルを頂いたが、参加者の趣向を考慮していろんな飲み物が用 意されていた。
町内会長さんの気配りかもしれないが、お茶かコーヒーしか用意されない我が田舎との違いを 思い知らされた。
短い時間ではあったが、ご近所の方と言葉を交わさせてもらい「これぞ体験住宅だ」と実感で きて良かった。

[ユンニの湯]

9/26(月)
「ヤリキレナイ川」と言う面白い名前の川がある由仁町に行ってきた。
ゴルフ場がある丘陵地を走っていると、規模は小さいが富良野の「ジェットコースターの道」 に似た所もある。
また、夕張の山並みをバックに由仁町を一望する伏見台と言う高台があり、その近くに英国式ガ ーデンの「ゆにガーデン」と「ユンニの湯」と言う温泉があった。

この温泉はログ風にホワイトパインをふんだんに使った施設で、日帰り湯にしては贅沢なくら いにゴージャスだと思った。
が、それもそのはずである. ここはホテルであり、新冠町の「レコードの湯」に似た感じで癒されそうだ。
今回、貴重な農作業体験ができたが、齢には逆らえず疲れもたまっている。
この疲れを取るには温泉でしょう! と言うことで寄ることにした。

褐色ががったコーヒー色のお湯が特徴の湯は、無味無臭で肌がスベスベになる美肌の湯として 評判だと書いてあり、お湯の色などは、先日行った「森の湯」に似ていた。
森を背景にした露天風呂は、湖と一体感を持つ「丸駒温泉」とは違うが、ゆったり癒される感 じがした。
また施設はよく手入れされて清潔感があり、気持ち良い温泉を楽しめた。

[ニーウン・ペツ ガラス美術研究所]

9/27(火)
先日、アサヒビール北海道工場を見学した際に、敷地内で見つけたビュッフェレストラン「ロ イン亭」に行こうと決めていた。
焼肉、寿司、デリカ、デザートのバイキングスタイルで平日 ランチが1,300円+税とお値打ちだが、65歳以上のシニアならさらにお値打ちの1,100円+ 税だと知って楽しみにしていた。
平日ランチのバイキングとなれば主役はオバちゃんでしょうが、バーゲンセールの様な行動は 控えてもらいたい。
バイキングは無くなれば補充してくれるので、もう少し上品にしてほしい と願っても、あれから40年では無理なのかもね。
バイキングの良さは自分好みの料理を選べて良いが、ついつい小欲を忘れてしまうのは困った ものだ。

帰りに北広島の輪厚にある「ニーウン・ペツ ガラス美術研究所」に寄った。
ここのオーナーは 大阪出身で、一緒に農作業で汗を流した大阪の方のお友達だった。
予約すればガラス工房で体 験もできるが、ギャラリーを覘くだけでも良いのでぜひ行ってと勧められた。

店内はガラスを使った照明灯や食器、ステンドグラス等が展示・販売されており、併設のカフ ェでは飲み物と軽食が楽しめるようになっていた。
9/8に島松の「アンビウォーター」に行った帰りに前を通ったが、看板が小さくて気づきにく く、店舗も道からは見えにくいため、教えてもらわないと分からない。
でもネットと口コミで、 ロケーションがいいと言ってリピーターが癒しに来ているようである。

[牛小屋のアイス]

9/28(水)
大学時代の友人が帯広に居る。
きたひろに滞在が決まってから、北海道に来るなら旭岳に行こうと誘ってくれたが、今回の台 風の影響でやめることにしていた。
でもせっかく来たんだから、きたひろに会いに行くよと言ってくれ、夕方来ることになった。
そして彼からは、きたひろの居酒屋を探しておいてとメールが入った。
そんなことも有ろうと企画課に問い合わせておいた駅西の3店の内、彼と私の趣向で「鮮味亭 ふなこしや」に予約した。
また、由仁町の三川国道沿いにある牧場直営のアイス屋さん「牛小屋のアイス」は有名なんだ よ! 行ったかい? と言うので午前中に行ってきた。
ところがなんと定休日であった。
ご夫婦が体験住宅に到着したのが午後5時だったので、中を見てもらいながらお互いの近況を 報告し合った。
その後ふなこしやに移動し、美酒に浸りながら健康の有難さを確認し合った。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」
やっぱ、友達はいいっしょ!また次に会えるといいね。
と握手をして別れた。

[例年の紅桜公園]

9/29(木)
札幌に住む大学時代の先輩が、時間があるなら一緒に昼飯でも食べないかい? と誘ってくれた。
もちろんOKですよと出かけた。

札幌市南区にある私設の公園で、春は桜、秋は紅葉の名所として知られている「紅桜公園」の 紅桜本館でジンギスカンを御馳走になった。
また園内にはニジマスの釣り堀があるので、ニジマスの塩焼きを注文すると、釣って来るので 少々待ってもらえますかとユニークな返事が返ってきた。
リタイアした身で時間ならたっぷりあるので、お願いしますと言って待っていると、ほくほく の塩焼きがきた。

先輩は写真の様な紅葉を見せようと予約してくれたが、今年の札幌は秋が遅れており、やっと 色づき始めた状況で食事に訪れる人はおらず、貸切状態であった。
おかげで周りを気にすることなく話に花が咲き、楽しい再会であった。
これもお互いが健康であるが故の事であり、嬉しかった。

[体験終了]

9/30(金)
会者定離の言葉どおり、今日できたひろを離れるので、昨夜浴室を掃除した。
シャワーの温度が安定しないため、混合水栓のストレーナーをオーバーホールしようと止水栓 を締めるが止まらない。
まぁこれは諦めて、黒ずんだカビを洗剤とスポンジで洗い終了。
室内は今朝掃除をしたので、あとは企画課の退去検査を受けて1ヶ月の体験が終わる。
短い期間ではあったが、きたひろの皆さんにお世話になり楽しい体験ができた。
有難うございました。

[毛無山展望台]

11時に札幌東区にある回転寿しの「海天丸 北23条店」による。
ここは平日限定の「ワンコインランチ」が500円とお値打ちで、握り10貫に吸い物と食後のコーヒーが付いている。
午前11時の開店と共にやってくる客はこのワンコイン客ばかりであった。
海天丸 北23条店
その後小樽経由でニセコに向かったが、小樽の毛無山展望所からの眺望は天気に恵まれて良かった。